ゼクショーのアニメブログ

主に深夜アニメ30分枠のレビューをしていきます。毎週金曜日20:30更新!!※2023年4月以降から第2金曜日の20:30に更新予定※

咲 -Saki- 雀卓の牌と共に躍動する、華麗なる少女たちはそこに______________。

前回の記事はこちら↓↓↓

 

xexiow06375.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

 

 皆さん、こんばんは。はじめましての方は、はじめまして。

 

 

 

 

 現役大学生のゼクショーです。

 

 

 

 

 ゴールデンウィークも終わりましたね。墓参りに行った事以外は、特に大したお出かけはしていなかったです。

 

 

 

 

 バイトを入れてないし、学校からの課題もそんなになくて時間が余ったものですから、何本か過去アニメを観ていました。

 僕が娯楽として一番好きなのはアニメであることには変わりはない。ブログ記事という形ではあるが、特に印象に残った作品を今年のゴールデンウィークの恋しい思い出として残しておきたい。そんな思いで書かせて頂きました。

 

 

 

 

 はい。今回は、「咲-Saki-」をレビューしていこうと思います。

 

 

タイトルロゴとキービジュアル ※「dアニメストア」より、引用※



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~作品概要~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 原作は「ヤングガンガン」にて2006年から今なお連載され続けている、青年向けの人気漫画。

 TVアニメは2009年に第1期が放送されており、その続編作品として「阿知賀編」、「全国編」があります。先日に第1期を観たばかりなので、今回はそれに触れていきます。

 

 

 

 

 全25話構成。ジャンルは「麻雀」となってますが、原作勢の方から、麻雀が分からないほうが楽しめる作りになっているとお聞きしまして。

 僕自身麻雀なんかやったこともないし、この作品を見ただけでも牌の役割なんて全く理解してないド素人です。その方の明言通り、こんな僕でもめちゃくちゃ面白くて、止まんなかった。

 

 

 

 

 簡単にあらすじを話すと、麻雀が社会に広く浸透した架空の世界が舞台になっていて、主人公宮永咲を擁する清澄高校をメインに、麻雀の才能を持った様々な女子高生が麻雀の全国大会優勝という高みを目指していく_________というものです。この第1期ではその前哨戦となる、団体戦地区大会の様子を描いています。

 

 

 

 

 このレビューを読んで興味を持った方がいらっしゃるなら、今すぐにでも観て頂きたいですね。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~本題~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

①牌が弾き飛ぶ演出のカッコ良さ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 シナリオは特別つまらない訳じゃないが、この作品の最大のストロングポイントは、少女たちによって弾き飛ばされる牌の演出で、視聴者にカッコ良いと錯覚させ、目を離すことすら許されない、緊迫感溢れる雰囲気を作り出してることにあるのでは?

 

 

 

 

 牌はどうやって配置されるかというと、全自動麻雀卓が全てやってくれてる。試合に使う全ての牌をセットしてスイッチを入れれば、自動で牌を吸い上げてランダムに牌を配置していく。

 アニメでも、試合開始前にこの動きが表現されたんですが、めちゃくちゃハイテクで天才的な動きをしているように思えますし、この地点でワクワクするんだよね。

 

 

 

 

 牌の役割とか、それを応用した様々なリーチの細かな法則とかは、ほぼ説明されなかった印象。

 作中の試合で対局し合うキャラクター達の思考が、どういう論理に基づいて牌を動かしているのか。また、どうやって得点が動いているのか。そういうところはあまり分からなかったですね。

 

 

 

 

 本物の麻雀では見えてはいけないものが見え、リーチが異常な程に連続して入りやすくなる弾き方が多用されたりしていて、麻雀オタ萎え萎えのアニメ的に飛躍しまくった展開だとは言われてるが、素人なので、どこがどこまであり得ないのかは分からないです。

 

 

 

 

 ただ仮にあり得ないと思っても、劇中で起こる様々な凄技で鳥肌を立たせてくれる面白さがそこにはあって。

 

 

 

 

 そのキャラ達がリーチを決める為の決定的な牌を弾く時に、その牌に大きな突風のエフェクトをつけたり、電流を纏わせてみたりだとか。

 また、牌の応用力が高く、強敵と位置付けられたキャラのオーラを目立たせるためにそいつの対局相手が視野に入れてる周りの牌を海に落とし、その強敵を天上の満月に例えて相手を見下ろすような演出をしたりだとか。

 あとは、対局相手が難敵に高得点が入るリーチを決めるのを邪魔する行為を面白く表現するために、魔法少女風の演出を入れてみたりだとかね。

 

 

 

 

 こういった演出はまさにThis is アニメ。えげつねえくらいカッコ良かったし、実写作品でCG使って無理やりに表現すると、人工感が出て違和感でしかない。あれは特質的に、物語で非現実要素が入ってても、演出は実物を生かしたカメラワークがあって映えるもんだと考えてるんで。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

②個性豊かな女性雀士キャラクター

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 作中で登場している女性雀士のほとんどは、各々に特有の打ち方があって、麻雀にかける思いのバックボーンがきちんとある。清澄高校の面々を始め、そのどれもが個性的なもんだから、たとえ推しキャラが出てなかったとしても、誰にも負けて欲しくないっていう気持ちになってしまうんですよね。

 

 

 

 

 主人公の宮永咲は、勝っても負けても悔しい思いしかしないルールの家族麻雀をやってきた影響で、得点の配点を調整する打ち筋を磨いてきた。ある展開を機に、同じく麻雀の才能に恵まれながらも疎遠になった姉を探すため、清澄の麻雀部に入り、全国を目指す。

 王道展開が好きな方は、そんな彼女が成長する様子を見て頂くのもあり。

 

 

 

 

 もう1人の主人公ともいえる原村和は、裕福な育ちながら、麻雀に明け暮れる日々を過ごしてきた。

 インターネットのデジタル式麻雀で無双して培ってきた論理的な打ち筋で、相手を圧倒していく。本能的な勘や強運に頼って、リーチを根こそぎ稼いでいくような非論理的な打ち筋をする雀士たちの戦法をあまり好んでいない。ゆえに、そういった人とは真っ向から対立する場面も。

 そんな曲者揃いの雀士たちと多く出会うなかで、彼女が何を思うのか、それをぜひ観て頂きたい。あと、男子必見のナイスバディです。

 

 

 

 

 部長の竹井久は、和とは性格的にも打ち筋的にも対極的な位置にいるキャラクター。気が付けば部室で昼寝してるようなマイペースな性格だけど、勝利を渇望しつつも自分を上げて威張ったりしない。相手に対して恐怖心すら見せない、その飄々とした立ち振る舞いがクッソカッコ良いんですよね。本当に強い人って、飄々とした人だと思うし。

 だからなのか、大会本番になると緊張で本来の実力を発揮しにくくなる部員がほとんどななか、部員に葉っぱをかける一言を言う役割がすっげえハマる訳。

 なんか清澄のカッコ良い場面が出てくんのって、根幹にあるのはいつだって部長の一言一言にある気がする。そんなジョーカー的なポジションがすげえ好き。だけども、凡ミスも意外と多くて、弱い一面を見せてくれんのも憎めないところ。

 同じく超常的な実力があって、適当なこと言いまくって飄々としてるけど、弱い一面一切見せずにチート級の技を連発してるどっかの呪術高専の某先生よりも、ある意味好感持てるよね。

 

 

 

 

 合理的な考えでリスクを避ける打ち方もある程度可能ながらも、敢えて相手にリーチをとられやすいリスクの高い打ち方をしていく。クッソトリッキーな戦法なのに、それで相手を翻弄してリーチしまくるって展開はあまりにも出来すぎた話で、マジであり得んと和は言うんだけども、それに対する返答も痺れますんで、見てない方はぜひその目で確かめて頂きたい。

 

 

 

 

 繰り返しになるが、出てくるキャラクター1人1人がマジで個性的です。「〇〇だじぇ」が口癖で、タコスを食べないと集中力が切れやすい和の友達や、広島弁で話す清澄の副部長も味がある。

 そして本編で対局することになる、他校の雀士たちもなかなか濃いメンツが揃ってますから、キャラアニメとしてもお楽しみいただけると思います。