ファンタシースターオンライン2 エピソード・オラクル 感想
前回のレビュー記事はこちら↓ ↓ ↓
どうも皆さん、こんばんは。ゼクショーです。
以前の記事でも言ったと思うのですが、僕のバイトは土仕事でして、作業着だとか、長靴だとかが一夜にしてどろどろになる作業をしております。
ジャンル的に言えば農業系で、野菜の収穫だとか、皮むき、根っこ切りとかやるんですけど。
昨日だけで軍手を2着ほど取り替えまして、長靴も3回くらい買い替えましたね。そんぐらい汚れて大変です。雨の日なんか特に。床が滑りやすくなりますし。
人が少ないと複数の役割を臨機応変にこなさないといけなくなるし、体力仕事でもあるので大変ですけど、まあ2週間後の給料日を心待ちにしながら頑張りマンモス。
あと、本当に些細なことながら、前回の記事で★5つ頂きました。決して自信作ではなかったんですが、普通に嬉しかったです。
さてさて、前置きはここまでにしまして、今回僕がレビューする作品は.....
「ファンタシースターオンライン2 エピソード・オラクル」です。
原作はセガが開発・運営しているオンラインゲームになります。今年は誕生から10周年のアニバーサリーイヤーでもあります。
制作はGONZO。全2クールになります。結構長いかも。
ゲームをやっている方に向けてもそうですが、やっていない方のためにも、大きなネタバレを避けて、語っていこうかなと思います。
0. あらすじ
新光歴238年。ヒューマン、ニューマン、キャストの三種族により構成された惑星間飛行船団、通称『オラクル』。
彼らは外宇宙に進出し、数多くの銀河を渡っていた。
外宇宙にて、新たに発見された惑星には調査隊として組織された『アークス』が降下し、調査と交流を行う。
数多の星に潜む『ダーカー』と呼ばれる生命体を殲滅するために創設された組織である彼らは、
宇宙に平穏が訪れる日まで旅を続ける……
そして今、新人アークス「アッシュ」は広大な宇宙へと足を踏み入れる――
1. シナリオ
大まかなストーリーはあらすじの通り。
惑星間航行船団「オラクル」。
そこに所属し、未知の惑星を調査するべく派遣される「アークス」と呼ばれる者たちの一人である主人公が、ある日入団試験を兼ねた調査で訪れた惑星ナベリウスでダーカーと呼ばれる敵に包囲され、記憶損失のマトイと呼ばれる少女と出会うことになる。
ゲームにはストーリーモードのようなものがありまして、全部でエピソードは6つあります。今回のエピソード・オラクルは、そのうちの1~3にあたる話を再構築したものになっています。とはいえ、大きな改変はなく、展開もオチも原作とそん色ありません。
このゲーム自体も、様々な機種がありまして、僕はPS4版で1年半ほどプレイしておりました。当然このストーリーモードについても触れていますので、大まかなストーリーは把握したうえで視聴しています。アニメだとどう映えるのか、そして客観的に見て求められているアニメの視点としてどうみられているかどうか。
まあ、はっきりと言いますとね......................................................
最高に、面白くなかったです。
シナリオをゲームをやらない、ゲームに触れない人たち含めて心を掴ませる面白さを詰め込んで作ろうっていう意欲は全く感じられなかった。
とりあえず最低限の予算だけ出しといて販促物として優先して作ろうっていう、味のないガムを提供されているかのような出来でしたね。1話で切られてもおかしくないくらいの最悪な出来だったんじゃないかと。
熱く語ろうと思うほど、ストロングポイントを全く感じられないのよね。
PSO2って、ゲームのジャンルとしてはアクションRPGなんだけども、最近のゲームの悪いところをそのまま出してしまった感じ。
おさらいの意味もありますが、ゲームをやったことのない人に向けても説明すると、RPGというのはロール・プレイング・ゲームの略称のことで。
Wikipediaにあった言葉を少し借りるのであれば、プレイヤーが特定のコマに割り当てられないゲーム。すなわち参加者にあたるプレイヤーが各自に割り当てられたキャラを操り、架空の状況下にて与えられる試練(冒険だったり、戦闘だったりとかですね)を乗り越えて目的の達成を目指すといった内容。
元々はテーブルゲームの一種であったようなのですが、与えられた困難を乗り越えると探索できる世界が広がる、架空の世界で行われその人物にプレイヤーは割り当てられないという点を引き継いで成立したジャンルが、コンピュータゲームにおけるロール・プレイング・ゲームになる訳です。PSO2も少なからずそのスピリットは持ってます。
これにアクション要素。プレイヤーが迫りくる障害を反射神経と対応するデバイスを駆使して、避けて進んでいくそういう要素があるんだけど。
な~にが、「国内500万ID登録突破!」って一時期宣伝しまくってたゲームのアニメ化だ、笑わせるな。
気に入れねえポイントその1。
主人公のアッシュに自分の信念を貫く、生きる為の美学のようなもの、聞く者観る者の心を唸らせるような、強固な正義とも呼べれる様なエゴイズムを全く感じない。
主人公にエゴイズムない問題。これはRPGにおいて、別に珍しいことではないんですよ。
知らない方は少々驚かれるかもしれませんが、初期の「ドラゴンクエスト」とか、「ポケモン」とかって、主人公に台詞自体用意されてませんしね。
それだけでは正直、話としては他キャラクターの魅せ方次第っていうのもあって主人公が映えず、面白くないです。それでもゲームでは工夫次第でこれをカバーできる要素がある。
つい先ほどRPGの概略的な説明をしましたが、「探索を広げる」ために何をするべきなのか。
それは、プレイヤーキャラクターに降り注ぐ困難を乗り越えていくことで得られる「経験値」を溜めることですよね。一歩間違えれば死ぬような困難の場合は、既存の技を、経験を応用することが必要になってくる。
例えば、私たちは地震が起きた時、どう逃げるか?
そのシミュレーションをするために小学生のうちから避難訓練あるんだよってこと。
敵が潜む洞窟、森、氷の大地、何でも良い。彼らと遭遇することで得られる敵を上手い具合に倒すことでどんどんキャラクターが戦士として、あるいは人の器として「熟していく」。それをプレイヤー自らがデバイスを通して、またその延長線上にあるユニットを通して達成感を得ていく、これがゲームとしてのRPGの目的であり、ミソになってくる面白さなんですよね。
時間はかかればかかるほど、それは大きくなるもんですし。
アニメだとその「プレイヤー自身がそのキャラクターになりきる」爽快感、臨場感は面白さとして飛躍させることは極めて難しいというか、よっぽど演出として落とし込めない限り、生かしきれない。
これが個人的にコンピュータゲーム原作作品を映像化するときの弱点だと思っています。あとから詳しく話しますが、非常に残念ながらPSO2では演出的にもこの短所が思い切り出てしまっていると思います。
アッシュ、エゴイズムなさすぎ問題。
それでは、「Fate/ Stay night」の衛宮士郎はどうでしょうか。
彼も物語前半は、セイバーっていう輝かしい名声を誇った英霊を召喚するわけだけども、彼女と折り合いがつかないどころか、戦う理由が漠然としていて、強固なものではなかった。ただ単に「誰一人残さず救う、そんな正義の味方になりたいんだ」っていう。でも自分には魔術の才能もない。彼はこの矛盾に自分なりのケジメをつけるために悩んでいく、変化していくその過程はしっかりと描かれていて熱いものがあったし、面白かったんだけど。
アッシュが持つその自主性の描写が2クール通して、薄いものだったなと思いましたね。
悩みを他人に相談しようとせずなんでも思いを自分で抱え込み、敵の攻略法が分からないまま、むやみに突っ走る。
これはまだ許せるのよ。これはね、キングダムの信だって頭を使う軍略家ではないけれども勇ましいほどの気迫と、戦いの猛進っぷりがあるから特攻隊長的な役割で逆境を覆す活路を見出す主人公っぽさが生まれているからね。
任務の内容を聞いても、深く考えずに「よし、行こう」と即答する、優柔不断っぷり。
上司から指示を聞いて「はい」と答える返事だけは良いけど、実際にその仕事を実行するときにその良い結果を伴うための行動をしない、やろうとしていることは「指示待ち人間」。
まあ、僕も人の事は言えないんだけどさ。分からないことはぼーっとして、誰かからの指示を待とうとしている場面があったりする。
誰かから評価されるって立場で動いたことがあまりない人間だと、あらゆる細かい視点で物事のリスクを客観的に物事を考えて行動しない、誰かからの指示を待つ、それを延々と「他アークスの指示を得て行動に移す」ことを繰り返している、なのになるべく全員を助けようと願うキャラクターとしての矛盾点。
衛宮切嗣の逆思考やないかい。いくらなんでもきれいごとすぎる。
人間は矛盾している生き物だから、いくらでも思考が矛盾しまくること自体は問題ないんだけど。
この矛盾具合は、キャラクターとしてオタク臭い、大袈裟すぎるインフレデフレ具合だと思う。自主性がないくせに正義の味方気取りやってる風にしか見えん。
あと、どっかのラノベ主人公みてえに最後においしいところを持っていこうとする流れは、あまり気持ちよくなれない。
この対極的存在がまさしく、デスノートの夜神月。指示を与えずとも、十代という若さながら、レアメタルばりのお頭脳を生かして、世界の腐った社会を客観的に俯瞰して、どうやったら犯罪を減らせるか、それを理想だけにとどまらせずに現実的な考えをもってしてデスノートを使って断罪していく夜神月さんの方が、一種の確固たる正義を感じるヒーローに思えてきますわ。
はい、お次に気に入らないポイントその2~~~~
主人公以外のキャラクターは、一部の例外を除いて「軸」にすらならず、「駒」でしかない。
これは裏を返せば、主人公を取り巻くご都合主義感が気に入らねえってことです。
ゲームの面白さ(特にRPGにおいて)は、ユニットを通して困難を乗り越える変化の面白さと、その達成感によるプレイヤー自身に爽快感を与えることにあると述べましたが、アニメの面白さは、シナリオにおける台詞回し、演出等で表現する心情の部分が非常に重視されるってことだと思います。
キャラクターは物語をただ単に淡々と進めるだけの「駒」ではなく、しっかりと目的と考えをもって行動している物語の「軸」であるべきで、それをやっているアニメこそ感動できるし、印象に残りやすいもんじゃないかな。
飯作画がすげえだとか、このキャラクターのエロスがパネェ~だとか、大人っぽいオシャンティーさだとか、展開が新しいかだとか、その他色々な要素があるかと思いますが。作品には何らかの色があってこそだし、それを全話通して貫いてほしいのよね。
序盤でアフィンっていう主人公と最初に親しくなり、何の脈絡もなく「相棒」って連呼して馴れ馴れしく接してくるキャラクターがいるんだけど、アッシュにおいしいところを持って行かせるための敵の足止め役のモブでしかないんですよね。
初対面で相棒って呼ぶとか、偏見だけどまるで友達いないような接し方だし、まずその会話から掛け合いが始める流れが最高にアニメ臭くてつまらないんだけど。
序盤でバディを組むわけですよ。アッシュが大剣を振りかざし(ハンターっていうクラス、戦士の職みたいなものなんですが)、アフィンが銃で攻撃する(レンジャーっていうクラス)んですが、アッシュが前衛に立ってアフィンが迎撃する、頃合いをみてポジションを入れ替えていくっていう流れを見せるだけでそれなりの面白さにはなるのに、実際に我々が見せられているものは、アフィンが苦戦するところを脳筋アッシュがその場しのぎの個人技で乗り切ってるところ。
活躍する場を描く暇すら与えない、これではアフィンがモブキャラになってんじゃねえか。
これは他のキャラクターでもそう。
六芒均衡っていう、まあネタバレになるから詳しくは言えないけど、アークスの中でも筋金入りの戦闘力を持っている6人がいるけど、尺を削り過ぎたのか終盤に至るまで登場回数があまりに少なすぎるんですよね。
強いっていう説明をする割には、そいつらを深く掘り下げないことで強者としての存在感、緊迫感を全く嚙み締めることができない。
「呪術廻戦」だって、五条悟の領域展開シーンの演出を緊迫感をもって描くことで、彼の強キャラ感を如実に出してて、視聴者に鳥肌を立たせているわけで。
このアニメがやっていることって、五条悟に「大丈夫、僕最強だから」っていう台詞をはかせといて、彼にカメラワークを合わせるどころか登場させずに、主人公の虎杖がひたすら呪霊と戦っているところだけを延々と見せているだけ~ってことと一緒ですよ。
そういう描写をされちゃうとさ、「本当に頼りになる存在なんか」っていう疑問点が生まれてくるし、アッシュの印象をなんとか残そうっていう意識だけが先に見えちゃう。
ただでさえ1年も経てば存在ごと忘れされられるような、パンチの効いていないキャラクターなのにね。何考えてんだよ、ほんとに。
2. 演出面
これも、本当に褒められたものではないですね。ゲームのCGのキャラデザも全く可愛くないし、とっつきにくいんだけれども。
いかにして、下手に販促目的を優先させたかが分かりますよ。はあ。
①緊迫感すらない、陳腐なアクション演出
アクション作画っていうのは「中割り」という原画のコマとその次の原画のコマの間に書くコマを非常に大事にしている箇所になります。「鬼滅の刃」や「Fate Stay Night Unlimited Blede Works」などでおなじみのUfotableなんかは、数千枚レベルで描くという話があるくらいです。
動きを滑らかに見せる為に、キャラクターをぼかすようにわざと形を崩す高等テクニックを使っている制作会社も見受けられますね。
それでは、本作ではどうなのかと。
どうゆう時空間やねん。引きと寄りの区別が、オラにゃあ分からねえぞ。
左腕についてる道具との連動制が描かれていない。
ちなみに言っておきますが、これは静止した際に見える中割りではなく、そのままのモーションになります。
ぼくには、わけがわからないよ。
キャラクターの作画も(特に2クール目は)マジで終わってる。
寄りは良いんだけど、引きになると一気にこうなるんだよね。
こんなちっと可愛い生物が
こうなるしね。
②ゲーム作品からのムービー流用
本作品を観たうえで、一番解せなかったことかもしれない。マジで狂気の沙汰だとしか思いませんし、初見で観た時は本当にイライラしましたね。
ダークファルスっていう本作に出てくる敵勢力の中でも、強大な敵として立ちふさがってくるキャラクターたちがいるんですが。そいつらの登場シーンをね、アニメアレンジされた作画でリブートして描かずに、原作にあった登場シーンを引用して登場させているんですよ。
明らかに、さっきお見せした絵柄とタッチが違うのはお分かりかと思います。あっちは手描き感があるけど、こちらは完全にポリゴンをがちがちに詰め合わせたような、デジタル風味な印象を受ける。
僕は、ゲームとしてのCGましましの映像表現を観たいのではなくて、アニメ作品としての映像の見映え、素晴らしさを楽しみたいんですよ。
アニメらしい絵柄を捨て、そしてモーションを捨てた脈絡のない実写背景と、あまりにカクカクとしすぎた作画、そしてそれらを雑に実写背景に張り付けて成り立たせたような悪夢の「ボブネミミッミ」を思い出しました。あれもあれで酷かったですけど。
アニメ放送中に脈絡もなく、突然関連コマーシャルが入ってきたんじゃないかって錯覚しましたよ。何回もこの部分を観返して映像が変わらなかったので、ああアニメとして映しちゃったんだなってがっかりしました。
アニメファンとしての僕は、アニメ制作陣が、必死を込めて作った「アニメーション」としての勝負を見たいのに、その魂すら抜けたような抜け殻を散々なまでに見せつけられました。
CGだからヌルヌルしててよかった~っていう感想も見かけたけど、これは構成以前の問題だと思います。ほんと心の底から作り直していただきたい。
③敵の恐怖感が全く出ていない
人物は手描きで、敵はCGで描かれている。
背景とそのCGの整合性の比率みたいなもんが、色彩的にみてもあまりにも合ってなくて、浮いてみえちゃうんですよね。ほんとそこのところも金を感じねえなって思う訳ですよ。これに関しては仕方がないっちゃ仕方がないかもな。
たまにアッシュの横で、ダーカーと戦っている人たちが描かれるんだけど、あくまでもモブ扱いで出会って数秒であっさりと殺されていく。
うん。これに関しては悪くない取っ掛かりは作れたと思います。
設定としては全く新しくはないけど、惑星が蹂躙されていく流れは、話の特性上描かなくてはならないものですから。
このモブキャラたちっていうのも直接死を見せないんですよね。ダーカーに食われたり、切り裂かれたりってときに血をまき散らすっていう表現をあからさまにやろうとしない。これを隠してせっせと次のカットに移ろうとする演出があまりにも多すぎる。
第1話が確か、こういうのが一番多かったかな。割と面白かったんだけども。
シーンのぶつぎり感が凄くて、こりゃあもったいない。
アッシュや他のキャラクターの俺Tutee状態を早く魅せたいっていう意図なんでしょうけど、もっと敵に心臓抉られたり腕が切れて血吹雪を浴びせたりっていう描写をもっと見せても良かったかな~って思ってますね。
3. キャラクター面
キャラクターが多い割には、これといって色はないですね。
パクリ作品だって言われても仕方がないくらい、既視感増しましです。
アッシュ以外で多く登場してくる、メインヒロイン枠のマトイも、アッシュ並みに変な所で意地を張る危なっかしいキャラクターになってますし、そんなヒロインもう何回も観てるっていう既視感が勝ってる感じで、特に推せません。
天然っぽい性格なのはあるけど、それを生かす日常シーンがないせいでキャラクターとして不自然な描写になってしまったのは残念でした。そして、アッシュと同様に強いエゴイズムがないから、覇気を感じない。
ただ声を当てられてる声優さんは、豪華だと思いました。
マトイの場合は、ごちうさの千夜役の佐藤聡美さんということですし。
アッシュの場合は、小野大輔さんが当てられてますし、アフィンは確か下野紘さんがやられていた気がしますね。
いやそのキャスティングに予算を使う暇があるなら、アニメ本編にも熱量をこめてくれよって思いました。
その他のキャラクターに関しての感想は、シナリオの感想で述べたので、割愛させて頂きます。
4. 音楽面
公式音源がYouTubeであがってないので、気になる方はご自身で聴いて頂くしかないですね。映像自体が上がってないとは言わないけれども、無断転載ばっかりですので観るのは自己責任でお願いします。
映像は何回か観ましたが、OPは壮大感あるナンバーに仕上がってるのに、キャラクターの動きが単調で線のタッチがカクカクしてるからカッコよさが帳消しになっている。
EDはすみませんが、あんま印象に残んなかったですね。OPは曲調が壮大感あるし、歌っている方も確かPSO2のクエストの多く劇中歌を手掛けている方のはずだから、好きじゃないんだけど、不思議と印象に残ってるんだよね。
一応シングルとしてまとめられたものがありますので、下に載せときます。
いかがでしたでしょうか。
今回はほとんど褒めることがなかったし、ネタバレなしで多く語れるほど魅力があるアニメではなかったので、辛口成分強めなレビューになりました。
次回の更新も、今回と同じ金曜日の20時半になります。
またこちらのTwitterアカウントの方で、ブログでレビューしていないアニメについても語っていますので、よかったら覗いてみて下さい。
怪病医ラムネ 心につけこむ奇妙な病を治す、奇跡の芸術家
前回のレビュー記事はこちら ↓ ↓ ↓
皆さん、こんばんは。ゼクショーです。
バイト慣れてきたけど、マジできつい。
あ~ちなみに、農作業系のバイトです。
主にねぎを扱ってまして、っていうか僕は、ねぎしかやってないんですけど。
前にも言ったと思いますけど、これが結構きつくてですね~、
ただでさえ体力がないのに、90m以上あるねぎの畑を一人で掘り進んでいくっていうのを一昨日にやりまして、そのせいで利き腕の筋肉痛が激しいんですよ。やめてくれえよ。
収穫をしないときは楽かと言われればそうではなくて、人手が少ない時はねぎの皮をむいたり、ごみを回収したり、詰める用のねぎを束ねたりそれを入れる為の箱を作ったりと、このいくつかのパートを臨機応変に回らなくてはならないんですよね。
ねぎの皮があまりにも散乱しているようなら、掃除もやらなくてはならなくて、面倒くさいです。
そんな作業をかれこれ1か月やってきまして、待望の給料が来週に入るので、ドキドキワクワクであります。
何買うか迷ってますけど、とりあえず欲しいのは...........
2021年春アニメとして、放送されました。面白かったですよね、これも。
このすばの作者さんが書いているやつです。
この作品も本当は語りたいくらいなんですが、今回は別の作品を語らせて頂こうと思います。
皆さ~ん!!ついにきましたよ!!!ついに語るときがきました!!
あの作品ですよ、あの作品!!!!
はいは~い、今回は2021年冬アニメとして放送されました、「ウマ娘 プリティーダービー Season2」をご紹介s..........
続きを読む
魔女の旅々 これは、灰色の髪をなびかせた魅惑の魔女が綴るリテラチュア。
前回のアニメレビュー記事はこちら ↓ ↓ ↓
皆さん、こんばんは。ゼクショーです。
以前、ソードアートオンラインの記事にてゲームの話を軽くしたので、読んだ方は大体察しがついているかと思うのですが、僕はPlayStation4ユーザーであります。
オタクと呼べるほど家にあるゲームはそんなには多くないのですが、PlayStation Nowという過去のゲームが遊び放題の定額制サービスでよく遊んでるんですよ。
昔は最低でも年3本以上のペースで、少ないお小遣いを使ってゲームを買ってたんですが。
最近出たゲームが本当に似通ったものばかりでマジで興味が出なくてですね、年1本くらいのペースでしか遊ばなくなってしまいましたね。
先月に出た「テイルズオブアライズ」は買いましたが。SAOコラボのシナリオは、白目でやってましたが、本編自体は非常に楽しかったですよ。
今欲しいのは、しいて言うならファイナルファンタジーシリーズが好きなので、体験版が面白かった「Final Fantasy 7 REMAKE」の拡張版が欲しいとおもってるんですが、そのためだけにPlayStation5を買うというのもお金が勿体ないですし、過去のゲームやろうと思って色々やってるんですよ。
あとここらへんで迷ってます。
ちなみに、召喚獣バハムートは「5」が一番かっこいいと思ってる人間です。親がスーファミとこれを持っていたので、昔遊んでおりました。これも面白かったですよ。
まあ、ぐだぐだした語り口でゲームの話ばっかりしてても仕方がないですからね、本題に移りましょう。
原作勢および全話リアタイ勢として、語らせていただきます。ネタバレが少々含まれています。
2020年秋放送、「魔女の旅々」です。
続きを読む
お知らせ 11月以降のブログ更新について
皆さん、こんばんは。ゼクショーです。
今回はレビュー記事は出しませんが、タイトルにもあります通り、来月以降のブログ更新についての方針についてお話しようと思います。
まずは謝罪を。
週1以上は更新していきたいと明言しておきながら、前回の記事からブログ更新は愚か、2週間ほど新着レビュー記事を上げることができず、申し訳ありませんでした。
以前の記事で確か話していたと思うのですが、改めて言いますと、僕は体力をつけるためにゴリゴリの肉体労働系のアルバイトを始めました。
慣れていないもので、精神的にも肉体的もかなり負担がかかっておりまして、まともにアニメを観る心構え、体力のモチベーションが持てずにいます。
今までひた隠しにしていましたが、ここまでまともにアニメが観れていない状況です。
ブログを始めたのは自分ですし、趣味で何本もアニメ観ているのも自分ですし、観るアニメを、観る時間をつくっているのも自分な訳ですし完全に自分の問題なんですが、「最低週1以上更新」という方針を自分の中に定めブロガー活動をしてきた身としてはその責任から意図的に逃れようとしたことは、お楽しみいただいていた方々には本当に申し訳なく思っております。
かと言ってこの状況を直すために投稿ペースを戻すにも、すぐには無理そうだ。というのが正直な気持ちです。未消化分のアニメを観ることもそうですが、リアルにおける学業のことも考えなければなりませんし、充電期間が必要であるとも思うので、自分なりに更新のルールを変えたいと思います。
先ほども言っています通り、このブログは「不定期更新。しかし最低でも週1以上のペースで更新していきたい」といった旨のルールで運営させて頂いておりますが、
「月3~4のペースの更新。掲載曜日は金曜日の20時30分」
この方針に変更しようと思います。
曜日を定めたのは更新をサボっていたことに対する自分なりのケジメということもありますが、コンスタントに更新しないことで、記事の読者の数がまちまちになるという問題もありましたので、明確にこの日に更新するという曜日を定めることで、更新日が把握しやすくなり、入り込みやすくするという狙いもあります。
また10月最後の記事についてですが、
唐突で申し訳ありませんが、明日の20時半に投稿しようと思います。
こちらのブログとしては初めてとなる、2日連続投稿になってしまいますが、ぜひ読んでいただければ幸いです。
あと関係ないですが、趣味についてただひたすらに呟いているだけのTwitterアカウントがありますので、興味がありましたらぜひ覗いてみて下さい。
CLAYMORE 妖しき者と人との間の血を以って生まれし汝よ、その内に秘めし大剣の力を解き放て!!
前回の記事はこちら
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
※本記事には、一部グロテスクな画像が含まれます。
もし苦手だという方がいましたら、該当する大見出し「2. 演出面」の項を飛ばして読んでいただくか、ブラウザバックされることを強く推奨いたします。※
続きを読むソードアート・オンライン アインクラッド篇(1~14話)感想
前回の記事はこちら ↓ ↓ ↓ ↓
皆さん、こんばんは。ゼクショーです。
少し遅いですが、10月最初の記事になります。
ワクチンの副反応による充電期間、一時の感想スランプなどの個人的な問題により、前回の記事から一週間以上お待たせすることになってしまい、申し訳ありません。
2021年秋アニメが始まりましたが、皆さんは何か観た作品はあるでしょうか。これからという方もいらっしゃるとは思いますが。
まだ迷っているよという方は、ぜひとも前回の記事をご覧いただけると嬉しいです。
とはいえ、まだ完全には出揃ってはいないという状況なのは確か。僕は、第1話先行配信で観た作品1つと、このあと、レビューする過去アニメを中心に観てましたよ。
まあそのうちの1つを、このあとレビューするわけですけれども。
今回レビューするのは、2012年放送の「ソードアート・オンライン」です。
続きを読む
2021年秋アニメ ゼクショー流!期待値&お勧め度ランキング
前回の記事はこちら↓ ↓ ↓
皆さん、こんばんは。ゼクショーです。
最近金欠気味のため、実は新しいバイトに応募しまして、面接というか、顔合わせというか、実はそれに明日行くことになりました。
12月までの短期バイトになります。
詳しい内容は言えませんが、フレックス制の体力仕事のため、表向きとしては体に負担をかけないということ、一番の目的はアニメを十分に観れるような時間を多くとるという名目で、交渉したいと思います。疲れていたら、ブログ更新は週1投稿になるかもしれない。
あと2回目のワクチンを明後日に打ってきます。学校行く前に打ってくるので、副反応で倒れないか不安ですが、頑張ります。
今回ですが、アニメレビューはしません。
今週の金曜日から10月に入り、多くのアニメが始まってしまうので。
タイミングとしては遅いかもしれませんgな、来季アニメの期待値格付けと、それに伴うお勧め度ランキングを発表しようと思います。
まず発表の前に、ルールからご覧頂きたい。どんな基準でやってるのか分からないと思いますので。
<目次>
~ルール~(必ず読んで下さい)
概要
・ランキングはTOP15形式で行う(ランク外あり)
・評価観点はPVのクオリティ、アフレコ、公式サイトおよび、明確な情報が書かれている安全サイトに載っているあらすじの内容
・気になった部分、興味を惹かれた部分を、独断と偏見で簡潔にコメントする
・ランキングに載せた作品は基本的に全て1話は必ず触る予定。ただし、ランキングで上位にした作品を、必ずしも完走するとは限らない
・期待値は最大100%までの、パーセンテージ表記。
期待値の基準について
・0~9%
論外。偏見で選んだ、本編観る以前に面白さの意味での爆死必至枠。
・10%~29%
一桁台の作品以上に目には留まるが、不安の方がかなり強い枠。
・30~49%
それなりに気にはなっているが、不安の域はまだ出ていない枠。
・50~69%
多少の不安はあるが、まずまずな面白さはあるだろうと思った枠。
・70~89%
面白さの意味での、準覇権クラス~覇権クラスの下くらいの枠。
・90%~100%
誰に何と言われようと、覇権筆頭枠。
以上です。それでは、ランキングの発表に移らせて頂きます。
第15位
第15位は「最果てのパラディン」。
最下位ではありません。
原作は「小説家になろう」で連載開始、「オーバーラップ文庫」にて書籍化されたライトノベルです。
あらすじとPVを観た印象としては、まあいわゆる「異世界転生・召還系」の系統にあたる作品ではないかなと。
周りの登場キャラクターがアンデッドという設定。生ある者である主人公との対比関係でどうドラマ性を生み出すのか、そしてどんなファンタジー性が見られるのか、期待です。
ただ心配なのが、作画面ですね。
このアニメの制作会社である、「Children's Playground Entertainment」という会社が、作画崩壊等々で世間からは不評を受けた「はてなイリュージョン」を以前に作っているということで、信頼は完全とは言えません。
実際PVをいくつか観てきましたが、どれも、キャラを動かす背景に使われていた色彩も少なかったと思うし、その動きのカクカクさも感じました。
ちょっと厳しいかもしれませんが。
期待値は、20%とさせて頂きます。
第14位
第14位は、「takt op. Destiny」です。
初見殺しのその読み方は、「タクトオーパスデスティニー」。
アプリゲーとしても展開予定のメディアミックス作品。
アニメ制作は「MAPPA」と「MADHOUSE」の共同制作になります。
前者は「呪術廻戦」「この世界の片隅に」、後者は「ワンパンマン」「ノーゲーム・ノーライフ」などで、アニメーションの部分でかなり高い評価を受けている制作会社であります。
PVは作画枚数、何枚使ってんだよってレベルのゴリゴリのアクションがあって、クオリティは高かったです。
ただ気になったのが、あらすじから来るストーリー像でして。
一言で言うなら、雰囲気に色がねえなってことですね。
主人公が記憶損失、でもなぜか都合の良い潜在能力を持っている。同じく特殊な能力を持った少女たちを指揮して、敵に立ち向かっていく_________。
曲が擬人化している、なんでも擬人化させようって流れもトレンドですし、真新しさはない。
だけど、そのモデルとなったものの特色に追いつけられるかっていうのが大事だし、どう思うかは人の勝手なんだけども。僕は、なんとなくだけど、追いつけられないんじゃないかな~って思いますね。
解釈を入れるにしても、そのモデルの特色を生かし、尊重したようなシナリオ表現、演出で補えるものでなければ成り立たないと思うし。
主人公が何故か、特殊能力を持つ少女たちの行動を導くような、都合の良い能力を持っている。ここも真新しさは、感じないですね。
臭さのないカッコ良い台詞だったりとか、記憶損失っていう設定に寄り添うってこととか、都合の良いようなバトル展開にならないってことを求めてしまいますね。
あまりにも俺Tueeeしてるようだと、主人公に人間味というか、カッコ良さが消えてしまうので。
期待値は25%です。
第13位
第13位は、「プラオレ!〜PRIDE OF ORANGE〜」。
先ほど紹介した第14位と同様、アプリ化が予定されているメディアミックス作品になります。
何故、僕がこちらの方を上にしたのか。
それは題材が「女子アイスホッケー」と、今まで観た中でなくて、新鮮味溢れるものだったからです。
制作は「C2C」。僕の大好きな「魔女の旅々」、「はるかなレシーブ」等を手掛けられた、割と出来てから新しい制作会社。
前者では極上の飯作画や、ド迫力のアクションシーンを見事に演出し、後者ではビーチバレーにはしゃぐ水着の女の子のエロチズムを演出されていましたし、秘めたる力は大きい会社なのではないかと思っていて、個人的に注目している制作会社になります。
この作品のPVでも、依然としてアニメーション部分での高いクオリティは感じてて。
スタジアムの座席一つ一つの手描き具合とか、パックを奪い合うアグレッシブさとか、パスのモーション一つ一つが迫力ある演出だったと思います。
ただあらすじだけ見る感じだと、可愛さで売る作品なのか、アイスホッケーの魅力と、存在意義を伝えつつバチバチのアクションするのか、恐らく後者であることを祈りますが、核心的にここが面白そうって感じたところは見つけられなかったですね、ごめんなさい。
期待値は32%です。
PVが多いので、個人的に好きだったやつを下に載せておきます。
第12位
第12位は、「86 - エイティシックス -」(第2クール目)。
原作はライトノベル。僕も6巻まで読んでいますよ。
制作は「A-1 Pictures」。「ソードアート・オンライン」、「かぐや様は告らせたい?」、「エロまんが先生」等、コンスタントにヒット作品を飛ばしているアニメ会社になります。
京アニの遊び心たっぷりな演出と、ufotableのチート原画陣が作るワールドクラスのアクション作画はないものの、総じて、「作画崩壊」という言葉とは無縁のクオリティの高い作品を作り続いているイメージです。
ラノベの方を読んだことがある身として個人的な見解を述べさせて頂くと、原作におけるエイティシックスっていうのは話の展開というより、戦闘描写の独特で、難解な比喩表現を自分なりに考えさせる、それをやっていく過程っていうのが気持ち良い作品なんだなって思ってた。
それがアニメに生かせる強さか~と言われれば、そこは映えてないな~って思うんだよね。
その比喩表現をシンプルにアニメで延々と語っていくってなれば、それはただのドラマCDでしかない訳だから、出来ないし。
内容はミリタリーものに近いのかな。肌の色で迫害されてきたエイティシックスと呼ばれる者たちと、彼らの差別を良しとしない異端の存在、ブラディレーナ・ミリーゼと、何度も衝突し合いながらも、レギオンっていう戦闘用無人機に戦っていくストーリーなんだけれども。
ジャンルっていうか、なんか終末感のある世界観は嫌いじゃないんだけど。
CGパートも背景と比べると浮いていないし、アクションも悪くはなかったと思うんだけど、戦争の悲壮感を出すには、その死の演出とかの緊迫感が足りなかったな~って思ってしまったんですよね。
人種差別っぽい台詞も、とりあえず言わせとけばええやろって感じが凄いしたし。
まあ、これはハッキリ言ってね、僕みたいにこの終末感溢れる世界観が好きなファン向けの作品かなと思いますので、人におすすめするとかじゃないです。
2クール目のPVは、エイティシックスとの戦争を機に、冷徹さを増したと伺えるレーナの様子が伺えて、もっと苛烈なエイティシックスが見られることを、期待しております。
期待値は、35%です。
第11位
第11位は、「プラチナエンド」。
原作は「ジャンプSQ」にて連載され、今年完結したばかりの漫画になります。
ほうほう、手掛けているのは大場つぐみ×小畑健の、デスノートコンビと。
そうなるとあらすじの内容的には、テイストはデスノートの、バトルロワイヤル系になるのかな?最後の一人になるまで殺し合いになる的なやつ?
主人公も、デスノート拾う前の純粋な月っぽいのが気になるし。某ゆいゆいが演じてる天使のキャラがリューク的なポジションだと仮定すると、彼女(?)に導かれて、どんどん狂人になっていくんかな。
そんな予想はともかく、デスノートコンビの作品で、原作、制作陣の双方がバトロワ系としての面白さをどこまで引き出せてるか見ものですし、そこに全てがかかっていると思って良い作品だと思います。
作画は決して悪いとは思ってませんが、まだ不透明な部分が多いので。
期待値は、40%です。
第10位
第10位は、「見える子ちゃん」。
制作会社は「Passione」。「ひぐらしのなく頃に業」「女子高生の無駄遣い」などを手掛けている会社になります。
どちらも作画崩壊とは無縁の、ある程度の高いクオリティを持っていた作品だったと思います。
原作は、漫画作品になるのかな?
自分だけが異形の化け物が見えるJKを主人公とした、ホラーコメディ。
閲覧注意って書いてるPVを、好奇心で観させて頂きましたけど。ナレーションは最後まで怪談風でしたけど、演出面のホラー部分は気持ち悪さよりも、アニメらしいポップさが勝っていた感じがしました。
怖い演出で魅了するというよりも、それを逆手にとって笑わせる作品なのかな~って思ってるんで、その化学反応を楽しみたいと思いますし、期待しています。
僕が懸念していることは笑いが早い段階からパターン化することと、そうなったときに爆発する笑いの手数が減ってしまうことですね。
ツインターボではなく、サイレンススズカになってくれ。頼むぞ。
期待値は45%です。
第9位
第9位は、「吸血鬼すぐ死ぬ」。
ネットに上がっているあらすじを見ると、驚くほど弱い吸血鬼が、吸血鬼退治人の男の新横浜にある事務所に住むコメディものだと思っています。タイトル通りの作品。
そんな内容ならば、怖いイメージのあった吸血鬼の意外なもろさをついていく面白さや、本来だったら倒す側であるはずの男と同居している、いざこざを起こすバカ騒ぎ感を求めたいですね。
人外の常識と、人間の価値観の齟齬で笑わせるタイプのギャグテイストでくると思いますが、果たしてどう工夫してくるか見ものです。
10位と同様、笑いがパターン化されて、設定とテーマはある程度変えても捻りのない同じ展開になってしまう~ってことは避けるべき作品だと思ってます。
制作は「MADHOUSE」。演出力に定評のある制作会社ですから、話も含めて、映像の魅せ方で笑うことが出来たら最高ですね。
期待値は、50%です。
第8位
第8位は、「王様ランキング」。
制作は「進撃の巨人」、「鋼鉄城のカバネリ」等を手掛けられた、「WIT STUDIO」。とにかく派手で、パワーのあるアクション作画を披露していたイメージです。
そのため、アニメーション部分は高いことは約束されているでしょう。
内容としては、ランキングで王様がどれだけ強いかランキングで決められる世界で、その中で7位となった国の王様の息子が主人公で。
言葉も喋れず、非力で周囲から蔑まれてきた彼が、一人の友達と出会い、成長していく物語。
主人公の設定こそ暗いものの、PVを観た印象だと、意外とポップ寄りで優しい雰囲気で、熱血ものというよりは、ドラマ性が高い心情重視の作品になるのかな~と思ってたり。
どんなファンタジー設定を落とし込んでくるかも、気になりますね。
期待値は、53%です。
第7位
第7位は、「海賊王女」。
今期のオリジナルアニメ枠の一角。
制作は「Production I.G」。「ハイキュー!!」、「PSYCHO-PASS」等を作っている会社です。
「ハイキュー」では体育館の描き込み、コートを這いまわる極上のカメラワーク、「PSYCHO-PASS」では滑らかでスタイリッシュなアクションシーンを披露していました。
過去にチームがいくつにも分かれ、それぞれ独立していって別の会社がいくつも建てられていったことがあります。
そのため、この制作会社単体としての技術力は低下しているのかもしれませんが、それでもその存在を看過できないほど、センスの秘めたアニメを作れる制作会社だと思ってます。
PVもクオリティが高かったですね。
上空から敵をばっさばっさ斬っていくカメラワークも良かったですし、絵の色彩もまずまずの綺麗さで、見応えはありました。
あらすじを見る限りでは、ストーリーは船旅もの。
「ワンピース」こそやってはいますが、今の時代に、海賊との関わり合いをメインに置く系統のアニメは珍しい印象だったので、気になっております。
成り上がりの熱さを楽しむというよりは、まあ勿論こういう系の作品って、待ちゆくキャラクターに色を持たせることも大事なんですが、この物語における大きな謎である「エデン」にまつわる伏線張りの精密さ、主人公のポジションが重要になってくるタイプのアニメなのかな~と思ってみたり。
クオリティには期待していますが、ストーリー性が全く読めないため、その分期待値は上げ過ぎない方向性で。
56%といったところでしょうか。
第6位
第6位は、「逆転世界ノ電波少女」。
オリジナルアニメ枠です。
制作は「Larche」。
「ようこそ実力至上主義の教室へ」等を手掛けています。
PVの概要欄に載っていたあらすじを観た感じだと。
物語上の西暦は意外と最近で、2019年。
改元を目前とした日本に突如現れた、天地逆転とした異世界の軍団たちが圧倒的な力で制圧され、やがて生まれ変わり、異世界勢に服属をすることになったことで、日本のサブカル文化が失われつつある終末感溢れる世界に、特殊な少女たちが抗っていくストーリー。
コロナ禍等、様々な原因が巡り巡って災いして、「最近のサブカルは10数年前に比べて、明らかに腐っている」なんてことが色々なネット記事で囁かれるようになっている昨今。
オタクは、一つの趣味を何も知らない他人から気持ち悪がられるほどに極める存在、僕なりの言葉で言わせて頂くとそういう意味で使われると思っておりますが。
「オタクの存在意義って何だろう」
「オタクらしい生き方ってなんだろう」
「日々浪費と誕生を繰り返していくサブカルの流れを絶やさないために、我々オタクには何ができるだろう?」
本作品は、その何たるかの原点に立ち返って、啓発的なメッセージ性を多く訴えるそんな作品になるんじゃないかな、オタクにとっての希望の作品になるんじゃないかな~と思ってますし、そこの部分をどう突き詰めていくのか、そういう面白さを強く求めてますね。
PVクオリティも悪くはなかったですが、オリジナルアニメということでゴーサインを送るには材料が少なすぎて、断定しずらいということもありますので。
期待値は、60%とさせて頂きます。
第5位
第5位は、「無職転生~異世界いったら本気だす~」(第2クール目)です。
あまり多くを語る必要はないと思いますが、一応語りますね。
34歳引きこもりクソニートが、家を追放され、車に轢かれて異世界転生し、剣と魔法の世界で人生をやり直す物語です。
原作勢の言葉を借りるのであれば、1月に放送された第1クールの後半にあった、物語最初のターニングポイントが終わったあとの話の続きとなります。
壮大な人生の物語なので、1クールで納めて勝負するタイプの作品ではないかもしれませんが、第1クール目の後半に出てきたポット出の新キャラや、散りばめられた伏線、謎を多く残したまま終わっているので、ルディ達の成長を見守りつつ(あとついでにロ〇ニーしつつ)、そこにもある程度触れられることを楽しみにしたいですね。
PVでも第1クール目のような、上質な作画は衰えていない印象を受けました。
期待値は、70%です。
第4位
第4位は、「マヴラヴ オルタネイティブ」。
制作が決まった地点から、僕は観ることを決めておりました。
第一に、これはシリーズ累計80万本以上売り上げた名誉ある「マヴラヴ」シリーズの、第1作「マヴラヴ」を始めとした、複数の派生作品群から成るうちの一種だということ。
マヴラヴのアニメ作品は(僕は見てないのですが)「トータルイクリプス」、「シュヴァルツェスマーケン」がアニメ化されており、どちらもドきつい鬱表現が特徴的だとされており、本作品にも視聴者を上げて落とすタイプ。
僕が当時小学生だったときに、オタク界隈の間で、PCゲームのブームにあった時期がありまして、その時に流行っていたのがこのマヴラヴオルタ。
このゲームをプレイしていたファンの一人である、「進撃の巨人」原作者の諌山創さんが自ら「進撃はマヴラヴのパクリである」と公言されたりしているので、多くのクリエイターたちに多大な影響を与えている作品の一つだと言えるでしょう。
キャスト陣は原作と打って変わって、完全に刷新されているようで、原作勢の方々からは賛否両論あるみたいなのですが、僕はテレビアニメで初めて作品に触れる完全新規勢として、今のキャスト陣でキャラクターにどんな色が出るのか、楽しんでいきたいと思います。
ストーリーは、「マヴラヴ」を観ていない中で、どこまでついていけるか分からないという不安もありますが、先述した諌山さんを始め、多くのクリエイターを驚かせた衝撃的な展開、世界観を楽しみたいところではあります。
あと原作勢のみなさんが多く言われてることかと思いますが、原作のBGMでとりわけ定評のあった、「JAM Project」の皆さんが歌われている楽曲が挿入歌で流されるかどうかにも、期待ですね。
期待値は、75%です。
第3位
第3位は、「古見さんは、コミュ障です。」。
原作は「週刊少年サンデー」にて連載中。一巻だけ試し読みしたことがあります。
人気が放送前から高いので、楽しみにはしていました。
「〇〇さんは〇〇」、「〇〇ちゃんは〇〇」、こういう系のタイトルの作品が最近増えている気がしますが。
こういう系の作品って僕が見た範囲だと、その〇〇にあたるヒロインばかりフォーカスされすぎちゃって、他のキャラの設定、アフレコが映えないっていう懸念材料があるイメージなんですよね。
でもねこの作品、ネットに上がっていたあらすじを読んだ感じだと、今回の〇〇にあたる、古見さんのキャラクターが自己主張が低く、他のキャラとの絡みで面白くする作品になるのかな~って思ってみたり。
それでいてPVの作画が中々リッチで、遊び心のある演出があるもんだから、これアニメとしての相乗効果も相当高い作品なんじゃないかな、芸術点高い系でも勝負できる作品になるんじゃないかな~と踏んでますね。
期待値は、芸術点の高さで80%。
第2位
第2位は、「ブルーピリオド」。
「マンガ大賞」の2020年版を受賞している、評判上々、人気上昇中の漫画原作作品です。
なんで、マンガ大賞獲ってるから推してるかっていうと、過去に受賞してアニメ化された作品の中には、かなりの実績と評価を得た作品が多いからです。
ヤンジャンにて最終章が連載中の「ゴールデンカムイ」、今年アニメ化された擬人化動物学園ドラマ、「BEASTARS」、ジャンプ+で連載されていた「彼方のアストラ」があります。
繰り返しになりますが、これらの作品は人気、評判の高さ、この二つの要素において大きな実績があります。
内容も主人公の男が芸術大学に入って、新たな青春に没頭していくというものなんですが、原作者自身も東京藝術大学出身の経歴の持ち主で、しかも女性。
物事を冷静に捉えたような上品さのなかに、学生あるあるをぶちこんでくる、そして少年漫画みたいな熱さもある、そんな空気感が味わえることを期待していますね。
PVの作画は飛びぬけて凄いという訳ではありませんが、あらすじ観た感じのストーリー性とジャンルで、新しいタイプのアニメが見られるっていうドキドキ感は依然として高いままなのは変わりません。
期待値は、90%です。
第1位
みんなが一位にしそうなタイトルを一位にしちゃって、ごめんなさいね。
鬼滅に忖度してるつもりなんて全くないんだけど、PV一本出ただけで、その存在を看過できないそういう領域の作品だと思うんだわ。
一期、そして無限列車編のルーツともなっている背景美術、アクション演出、どれをとっても圧倒的。
これまであまりスポットの当てられていなかった宇随天元を始め、ポッと出だった鬼殺隊のメンバーが本格的に絡んでくるというワクワク感、キャストの異常なまでの豪華さ、無限列車篇で物語を温めてからのアベレージの相乗効果が半端じゃないでしょうね。
そして、アニメーションとしてのクオリティの高さは、すでに今期トップクラスにあると確信できるのはこの作品以外にないでしょう。
不満点をあげるとするなら、無限列車編の地上波初放送をしといてその再編集版を来週からわざわざ放送して、メインディッシュであるはずの遊郭編の初回放送を遅くしている放送・配信スケジュールのことくらいでしょう。
期待値は、95%です。
最後に
ここまで読んで下さり、ありがとうございました。
来季アニメを、まだ観るものが決まってない方、悩んでいる方々の一人でも多くの助けになれたのなら、それだけこの記事を書いた大きな意味を感じますし、嬉しい限りです。
次回のブログ記事はどうするか少々悩んでいますが、夏アニメをいくつか語りたいのが残っていますので、それになるかもしれないです。
こちらのTwitterアカウントで更新時期をお知らせしていく予定ですので、宜しければチェックお願いします。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓