ゼクショーのアニメブログ

主に深夜アニメ30分枠のレビューをしていきます。毎週金曜日20:30更新!!※2023年4月以降から第2金曜日の20:30に更新予定※

小林さんちのメイドラゴンS 感想

前回の記事はこちら

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xexiow06375.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

※この記事は、第1期「小林さんちのメイドラゴン」を全話観ていることを前提で書いております。内容のネタバレは(1話を除いて)あまりしませんが、全話、あるいはそもそも観ていないという方は、今すぐブラウザバックすることを推奨致します※

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 皆さん、こんばんは。ゼクショーです。

 

 以前の記事でも何度も言っておりますが、現在、僕は現役大学生であります。

 

 授業は後期の授業に入っておりまして、履修した選択科目のなかには、ある検定を受けて合格すれば単位を取ることが出来るというものがあります。

 

 ちなみに、「CGエンジニア検定」というものです。

 試験が11月下旬にあるんですが、難易度が「ベーシック」、「エキスパート」の二つがあります。僕が受けるのは「ベーシック」。

 知らない方は、名前だけ聞くと一見難しそうやな~って思われるかもしれませんが、合格率は例年60%以上と高く、下の教科書の範囲から全て出るということで、ゆっくりと勉強しています。

 

 

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 過去問もありますよ。僕の場合は学校で売ってましたが、他のサイトでも恐らく購入できるかと。

 

 

 

 

 僕より年下の学生の皆さんも、アピールポイントになりそうな資格取得だったりを、ぜひ色々トライすることをお勧めいたします。後悔する前にね。

 

 

 

 

 

 

 

 そんで今回取り扱うアニメ作品なんですが、先週ついに最終回を迎えました....................

 

 

 

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タイトルロゴとキービジュアル 出典 : https://www.bs11.jp/anime/maidragon-2nd/

 

 

 2021年夏アニメ、「小林さんちのメイドラゴンS」を、語っていこうと思います。

 

 2017年に放送された一期と同様に、制作会社は「京都アニメーション」。

 僕の記憶している限り、深夜のテレビアニメシリーズとしては、「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」以来、3年半ぶりの新作となります。

 

 多くのアニメファンが悲しんだ2年前の7月18日に起こった衝撃的な放火事件で大損害を受け、さらにコロナ禍での追い風もある中で、3年半でも早いと思ってしまうくらいです。

 そんな壮絶な危機を乗り越えながらの帰還、本当に感無量ですね。

 

 ここまでは僕の感情的なお話です。

 そんな出来事があろうがなかろうが、評価には全く関係ありません。

 これ以前の京アニと比べ、仮にアニメーション技術が落ちているところを見つけたとしても、話がのっぺらぼうになったとしても、忖度するつもりはありません。

 なるべくフラットにこの作品の「面白い」、「つまらない」を言っていきたいと思います。

 

 

 

<目次>

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

0. あらすじ

あのはちゃめちゃドラゴンメイドが再び!ひょんなことから小林さんちのメイドとして働くことになったドラゴン・トール。大好きな小林さんに時々(嘘。たくさん)迷惑を掛けながらも、なんとか人間社会に溶け込み立派に(嘘。そこそこに)メイド業をこなしていた。同じドラゴンのカンナ、ルコア、ファフニール、エルマたちも、それぞれ自分の居場所を見つけて、人間たちと異種間コミュニケーションを満喫していた。そんなまったり、たまに激動の日々を送っていた頃。小林さんに、新たなドラゴンの脅威が襲いかかる-

 

出典 :

https://www.amazon.co.jp/%E5%B0%8F%E6%9E%97%E3%81%95%E3%82%93%E3%81%A1%E3%81%AE%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%89%E3%83%A9%E3%82%B4%E3%83%B3S/dp/B098T54FM6

 

 

 

 

 

1. シナリオ面

 

 

 

 

 

・長所

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 後述しますが、アニメーションとしての素晴らしさもあるんですが、大前提として大事な骨組みの部分である、シナリオもしっかりと面白いんですよね。

 

 まず、作品の根本的なテーマとして「異種族の共存」、「人外の存在であるドラゴンが、人間社会のバックボーンを、小林さんを介して学んでいく」ことだと思うんだけれども。

 

 ドラゴンは人外な訳だから、人間側の常識っていうのは理解しがたいものであるはず。

 小林さん、及び視聴者の我々人間側からしてみても、ドラゴン側からしてもね。

 例えば、チョロゴンメイドのトールが、「お肉料理作ります~」つって、小林さんに自分の尻尾を食べさせようとしたりだとか、洗濯は唾液で出来ると言って口の中に放り込んだりして、小林さんに気持ち悪く思われたりとか。

 

 そういうね、人間とドラゴンそれぞれの常識、価値観、文化の違いが如実に出てきた違和感のギャグがほっこり笑えるっていうのが1期のミソだったと僕は思っている。

 A~Cの3パート構成で、毎話ごとにいつも違ったテーマを展開してね。

 ドラゴンのその価値観、文化に寄り添おうとする。ジャンプ漫画の主人公ほど早くはないけれど、互いに成長し、惹かれあっていく熱い意味での面白さもあった。

 

 僕は、それでも平和的な側面の方が強かった、そんな印象を受けましたね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 それで今回の「S」。どっかのレールガンみたいにSecondのイニシャルから取ったであろう続編なんだけども。

 

 ルコアさんの無自覚なお色気描写を始めとしたエロに振った回だってあるし、アクションシーンもあるし、一期みたいなテイストのギャグだってトライする。

 まあ勿論、それも面白いし、その物語を3パートで詰め込んで濃密さを演出しているのがまた凄い訳だけれども。

 一期にもあったそのオールマイティーさを生かし、3パートで物語を紡いでいく手法は変わらないです。

 

 それでも僕が一番意外だと感じてしまったところ。

 

 良い意味で予想外で、新しい一面を見せられたっていう感じがしたところ。それは。

 

 先ほどもテーマとして挙げさせて頂きましたが、「人間とドラゴンの共存」って本当に出来るんか?っていうことをね、その向き合い方とも言うのかな、それをシリアス味を持たせてやっているってことなんだよね。

 

 ネタバレしないって最初に言ったけど、ごめんね。

 1話のところだけだから、少しさせてはいただけないだろうか。

 どうしてもしないと、魅力が伝わりにくいぺらぺらな感想になってしまいそうなんです。

 申し訳ない。

 

 1話の中盤で、本作品から登場する新キャラのドラゴン、イルルが街に現れる。

 

 人間への敵意は控えめな部類に当たるトール、エルマ、ルコアさんとはまた違い、破壊的な衝動を良しとする、かなり好戦的な部類の勢力の一員だった。

 人外の存在であるドラゴンが、人間の世界に溶け込む彼らが不思議で、滑稽に感じたのだろう。

 彼女は「興が冷めた」みたいな台詞を言うと、まるで「人類は敵だ」というステレオタイプに支配されているかのように、街の破壊行動を始めようとする。

 

 トールがそのイルルと1vs1を繰り広げ、結果的には偶然居合わせたエルマの協力もあって、街の被害は最小限に抑えられたのだが。

 この辺りで描かれた、ヌルヌルと動きまくるド迫力のアクションシーンも圧巻だったのだが、僕が、この流れでのシナリオとして素晴らしかったと思ったのは破壊を楽しむイルルの、いかにも、戦闘狂のような思想、立ち振る舞いに対する、トールの返答ですね。

 

 トールも激しい戦闘で、体力的にも消耗しつつある。そんな中でこういう台詞が出てくる。

 

 

 「私も、思い切り力を出したら街が壊れる。でもそうしないとお前を倒せない。お前の攻撃も良い加減鬱陶しい......!でも街も守んないといけないし....!!ああ.....爆発しそうだ............何もかも巻き込んで

 

 

 人間と敵対する混沌勢の一員で、必要とあらば人間を平然と殺し、街を壊すことも厭わなかったトール。

 様々な人と出会い、多少はその価値観や性格を変えていったものの。

 劇的に自身の運命を変えることになる人、小林さんと出会うその時まで、人間社会のポリシーのようなものに興味すらなかったトールが人間社会になじむようになってしまい、その生活を心地よいと感じてしまう自分が生まれてしまった。

 

 

 だが素の性格は、一期から度々出てくる街の人々に対する愛想のよい接し方からも分かるように、生真面目で明るく、献身的なメイドらしい性格であることは、皆さんはお分かりなはずだ。

 

 

 その性格も相まって、色々思い詰めてきた思いが、葛藤となって表れた重い言葉ではあるんだけども、優しくて少し強がりなトールらしさを凄く感じられたかな。

 

 

 まあその後もイルルの過去が掘り下げられたりとか、エルマのトールに対する思いだとかも回想で散々出てくるところとかもあって、どちらも友情モノみたいなベタな熱さもあって良いんだけど、当の昔から人間の存在に振り回されていたんだっていう構成は、入りが唐突なもんだから、残念だったって意見もあるかもしれないけど、少し感動できるところではあったんじゃないかな。

 

 

 このように、基本的には平和ボケ、平和ツッコミの平和的日常を描いてきた第一期とはイメージと異なるんだけど、そういうシリアスで芯に訴えかける描写もしっかりと入れてきている。

 これがメイドラSの、12話通してやってきた大きなテーマであり、新鮮味のある面白さを持たせている理由だと思う。

 

 別アニメで例えると「ゆるキャン△」は一期では楽しくキャンプやってただけだったけど、二期になると、事前に調べなかったせいで気候の厳しさにやられるという、キャンプの厳しさを伝えるようになったし。

 

 今まで平和なイメージが強かった作品に、絶妙なタイミングでそういうことをやられると、悔しいけどその攻めを、チャレンジ精神を評価せざるを得ないんだよね。

 

 

 

 勿論、人間側視点のシナリオが悪いという訳ではなくて。

 

 本作品のヒール役、小林さんの懐の深さ、社会に対する「大人」としての独自の見方の台詞は本作品では多く見られたと思っている。

 

 

 紆余曲折あってカンナ才川さんイルルが3人で楽しく遊ぶ姿を見て「子供は、無責任で無邪気なままで良い」みたいな台詞を吐いたりとか。

 

 

 明かりが消えている夜の街の様子を眺めたトールが、小林さんに対して発した「人間は何故寝るのか」という問いに対して答えた、

 

 「人間は進化の過程で夜行性より中光性を選んだ。誰か一人が寝れば、もう一人寝ていく、そうなると寝ていない自分が不思議と寂しい気分になる。そんな同調圧力に屈してしまうから、寝てしまうんじゃないかな

 

 という風な解釈の台詞も、僕の場合は非常に納得できるものだったし、さらりと芯をつかれたようで、非常に良かった。

 

 

 また本作品でドラゴンが人間と向き合っている描写がしっかりとあることを、先ほどトールの台詞を拝借して述べさせていただいたが、逆に小林さん自身が人間として、異種族であるドラゴンと向き合う台詞もある。

 

 「違いを楽しみ、楽しみが続けば種を好む。尊敬には信頼が加わり、絆を生み出していく」

 

 一期における小林さんとトールの会話で膨らませてきた作品のテーマ、それを振り返るような、それでいて、きちんと現実を見据えた社会風刺にもなっていて。

 年が経っていくにつれ、より身近になってきた日本の課題である、外国人観光客の増加。

 日本語の用法の難しさもあるけど、寿司を食べる文化だったり、箸を使う食べ方だったり、日本の独特な文化に戸惑う外国人は多いって話よくあるじゃないですか。

 

 そういった文化を尊重しようよ、理解していこうよ。大事なことだけど、うまくいかないこともあるし、こういうことが綺麗事にも聞こえるわけだけれども、そうしたうえで。

 

 「争ったり、傷がついたりすることもある。汚いものを埋めたりしても構わない。気持ちなんて分からなくても、自分なりに合わせてきたし、私ってそういう人間

 

 これがすべての答えとは限らない、甘い言葉だと思ってくれても構わない。

 でも、これが、良い意味での「マイペース」だって思うんですよね。

 

 何のマニュアルにも乗ってない、曲がりなりにも自分の意思を持ってこの腐った社会を生き抜いてきた、そんな小林さんが自分の地の足ついた一人の「大人」だってことが、一期でも度々表されてきたけど、本作品だとより如実に表現されているところが良い。

 また社会人にもなってないクソガキの分際で何言ってんだよって思われるかもしれないけど、凄く現実を観ているかのような気がして、大人になってくるとより刺さる台詞なんだろうな~って不思議と思わされるんだよね。

 

 言葉足らずで申し訳ないけど、ドラゴン人間、それぞれの対比関係が、ファンタジー的な面白さも演出しているけども、現実も見据えているってことが、本作品はどちらかといえばシリアス強めだけども、面白かった理由じゃないかなと思います。

 

 オチはちゃんとハッピーに終わってました。ラストに流れた曲もエモかったね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・短所

 

 

 

 

 

 

 

 弱点がほんとに見つけにくい作品だとは思うんだけども、気に入らないことを一言で言わせて頂くのであれば、

 

 

 京アニさん、そんなに3パート形式で物語をぶっこむことに、こだわりたいんか?

 

 

 一期の時から続いていたけど、この手法は挑戦的なものであると思うし、尺の使い方の難易度は跳ね上がる。

 

 でも笑えないギャグとか、特に展開なくて感動させられることのない物語とかが続くと、この手法って一気に崩れると思うんですよね。

 

 物語の毛色が一気に切り替わる手法でもあるから、あまりにもテーマが変わり過ぎるとナチュラルに入り込めないっていうのがある。

 

 中盤以降それが増えて、展開がダレてしまったというのは感じる。

 

 いくつか挙げていくけれども。

 

 ルコアさんと翔太くんの絡みは本作品でも健在な訳だけれども、そのメッセージ性の部分が弱いし、ルコアさんが性知識に疎い故のお色気演出が、作者の性癖の押し売り感の方が勝って見えたりだとか。

 

 あとはファフニール滝谷のオタ活の下りも、トール、カンナ、エルマのギャグと比べると、滑っているとまでは言わないけど、盛り上がりがなかったと思うし。

 

 あと話の後半にトールのパパが登場するわけだけれども、彼が来た意味っていうのもあまり振りが効いてなかったと思うしね。

 

 新キャラの掘り下げも、イルル以外大したバックボーンも描かれないし、モブキャラ感が凄かった。

 

 一つ大きなテーマをやるのであれば、AパートとBパートに分けてぶつ切り感をなくするなどした方が、話が入り込みやすくて気持ちよかったな~なんて。

 

 まあ大きく低評価するほどの所ではなかったんで、面白かったとは思いますよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2. 演出面

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」、「境界の彼方」等々を見られた方なら分かると思いますけど、京アニは色彩へのこだわり具合も相当なんですが、僕はそれをどう動かして、どうエフェクトを入れて際立たせるか、どちらかというとそっちの部分の遊び心の方が、面白い制作会社なんだと思っているんですよね。

 

 作画のこだわりを評価するのももちろん大事なんだけれども、アニメはエンタメなんで、やっぱその作品が持っているエンタメ性、視覚的な遊び心が随所に入っていた演出を重点的に評価するべきだと思っている。

 

 このメイドラSにも、いくつかあります。

 

 そんな中で、僕が個人的に印象に残っている演出を語っていくとしましょう。

 

 

 

 まずは、これ。

 

 

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第7話「一般常識(みんなずれてます)」より

 

 

 普通のアニメなら、あそこまで奥まで人込みを描かないですし、描かれたとしてもメインで動かしたいキャラクターだけを動かして、絵画のように止まっていたりしてます。

 この人込み、GIFにする時間と費用がなかったのでしてないのですが、手前にいるトールとエルマ以外の人間、ちゃんとみんな動いてるんですよね。

 背景の構図もお見事なんですけど、それに合わせたキャラの動きもね、「手描き」でやっているってことに情熱を感じるんですよ。

 コストをかけない、モーションモデル使って肉付けしたりとかってアニメもぼとぼちある。

 その中で手描きを大事にしている京アニ、まさしく一流ですし、心温かさを感じますね。

 

 

 

 続いては、これ。同じく第7話からのピックアップです。

 

 

 

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第7話「一般常識(みんなずれてます)」より

 

 カメラ視点は小林さん。

 トールの方を向いて、酒を置いているだけの何気ないシーンなんですが。

 液体の透明感と部屋の光の反射で、トールの姿を反転して見せる演出となっています。

 反射の描き方が、精密に計算されたような動きをしていて、良かったと思います。ここも芸の細かさを感じずにはいられないところですね。

 

 

 

 

 

 最後に、これ。

 本当に、ここは凄かった。一番好きなシーンかもしれない。

 

 

 

 

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第10話「カンナの夏休み(二か国語放送です!?)」より

 

 

 

 

 話としては、カンナが小林さんと喧嘩して、アメリカのニューヨークに家出するって話なんですけど。

 

 人込みの書き込み量もえぐいんですが、中でもすごいのが、街に出ている広告のパネルが全て動いているってことなんですよね。

 ちゃんと色彩も変わりますし。

 

 「絵を止めるな、とにかく粉つぶでも良いから何か動かせ!」

 

 そんな執念が伝わってきて、視聴者に瞬き一つさせてくれないんとちゃうかって疑ってしまうレベルの、京アニのストイックさ。

 
 悪いところなさすぎるから、粗さがししようと思って観ているのに、こんなんされたら、言葉失いますわ、ホンマに..............

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3. キャラクター面

 

 

 

 

 

 

 

 一期に出てくるキャラがほとんどなんで、あまり多くを語る必要はないでしょう。

 

 まあそれでも、キャラクター描写にもある程度の変化は感じられましたよ。

 

 小林さんは、ドラゴンとの共同生活を感じてた自分を、より受け入れようと向き合い直したり。

 

 コメディタッチが強めだった一期だと割と明るい表情ばかりしていたトールは、回想などもあって、怒りや悲しみなど様々な表情を見せるようになったり。

 

 カンナは一期とあんま変わらんけども、より人間の生活に慣れるようになってるし。

 

 才川さんのカンナへのラブラブっぷりは相変わらずだし。

 

 エルマは、一期だと少し曖昧に描かれていたトールに対しての思いが描かれたり、小林さんの職場にも慣れを見せるようになったり。

 

 ファフニールは、不器用ながらも滝谷との信頼関係を一期以上に固めたり。

 

 ルコアさんは、基本的には一期のままだけど、一期以上に翔太くんを気にかけるようになったり。

 

 滝谷はね~.........そうだな、滝谷はね~なんというかさ。

 

 

 そうそう、滝谷なんだよな。

 春はあけぼの、そして滝谷。

 夏は夜、また滝谷。

 秋は夕暮れ、さらに滝谷。

 冬はつとめて、どこまでも滝谷。

 もはや、どうあがいても、滝谷。

 運命ならぬ宿命でヤンスよ、滝谷。

 

 したがって、滝谷は滝谷。Q.E.D.証明完了...............................................。

 

 

 

 

 

 

 

 本作品で出てくる新キャラを一応まとめておきますと。

 

 

 まずは、イルル

 

 トールが所属している混沌勢の中でも、ドラゴンの根本的な衝動は破壊であるという、もっとも過激な部類に入る思想を持っているドラゴン。

 先ほどシナリオ面での話でも触れましたが、街を破壊しにきた過程で、ドラゴンを手なずけている小林さんの存在に目を付け、大きな関わりを持つことになります。

 ロリ巨乳にあたるフォルムですが、この体型を含めた謎も描かれていますね。

 本作品のカギとなるキャラクターの一人でもあり、彼女の登場がある意味、本編のシリアスさが強い作風に直結しているとも思っています。

 声優は、嶺内ともみさん。失礼ながら、僕は本作品で初めて名前を知りました。

 某Wikipediaを見たら、モブキャラクターを多く演じられてきた方だそうですね。メイン級のキャラは恐らくイルルが初めてだったんじゃないかと。

 

 

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出典 : https://maidragon.jp/2nd/character/#/ilulu

 

 

 

 

 

 次に、会田タケト

 

 

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出典 : https://maidragon.jp/2nd/character/#/taketo

 

 

 

 本編中で、あまり深く掘り下げられないキャラクターなので、簡潔に語ります。

 

 駄菓子屋を営む祖母の息子で、イルルと多く関わっていくことになります。

 声優は、下野紘さん。某キ〇メの.........おっと失礼。

 某鬼滅の刃では、某雷の呼吸壱ノ型霹靂一閃が十八番の女たらしクソ野郎、我妻善逸を演じられています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4. 音楽面

 

 

 

 

 

 OPとEDのアーティストは、一期のメイドラと一緒です。

 

 OPはfhánaで、「愛のシュプリーム!」。

 

 

 前OPの「青空のラプソディ」は軽快な曲調ながらも、どこまでも小林さんに献身的なトールの心情が描かれた素晴らしいオープニングでしたが。

 演出面でも、ドラゴンたちの謎ダンス、魔法にかけられたように空飛ぶ一般人たち、トールの角から派生する色々なトールなど印象深いものが多かったです。

 今回の「愛のシュプリーム!」は、ラップを交ぜながらも、一期以上にかけがえのない存在になった小林さんへの、トールへの愛情を思わせるような歌詞が随所にありました。

 映像の演出としては、子供時代のトールが砂漠を無邪気に走り抜ける所が、その砂漠が壮大なファンタジーさと本編のトールのメイドになるまでに日々抱いた、根底的な感情が表されていて、良かったと思いますね。

 

 公式さんから、フル尺のMVと、期間限定のノンクレOPが公開されていますので、ここに載せておきます。特に後者は、お早めに観て頂くことをお勧めいたします。

 

 


www.youtube.com

 


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 EDは、スーパーちょろゴンずで「めいど・うぃず・どらごんず︎❤︎」。

 

 感想は深く語る必要はないっすね。

 

 一期から4年経っているというのに、声優さん方は当時演じていたキャラの声を殺さずに歌い切っていた、この一言に尽きる曲だったと思います。イルル役の方も含めて、声質を変えてなくて、素晴らしかった。

 映像は一期と同様のプチキャラ化の相乗効果もあって、可愛さは十分表現されていたんじゃないでしょうか。

 

 こちらも期間限定のノンクレ映像と、フル尺のMVが公式さんの方で用意されておりますので、ここに載せておきます。

 

 


www.youtube.com

 


www.youtube.com

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~最後に~

 

 

 

 皆さん、いかがでしたでしょうか。

 

 京アニブランドの作品を語らないという選択肢、数ある夏アニメの中からピックアップして語るのにこれを外すという選択肢はあり得ないと思ったので、メイドラSを語らせて頂きました。

 

 さて、最後に次回投稿する記事についてのお知らせです。

 

 次回は一つのアニメ作品を、全話観ておもろい、つまらないを総括して語るアニメレビューではなくてですね。

 

 

 

 

 2021年秋アニメ ゼクショー流!期待値格付け&お勧め度ランキング

 

 

 

 これをやっていこうかなと思います。

 

 ランキング調整、来期アニメのPVチェック作業、リンク添付作業などで非常に時間がかかっておりますが、今のところ今週の火曜日水曜日の更新を目途に執筆中であります。

 

 本当はこのブログで、2021年夏アニメのランキング的なものをやっていきたかったのですが、作業が間に合いそうにないので、そちらも今週中を目途に、Twitterの方で簡易版をツイートする形で対応しようと思います。

 

 詳細につきましては、後日改めてこちらのアカウントでツイートしていく予定ですので、気になる方はこまめにチェックをお願いします。

 Twitterアカウントを持っていないよ~という方も、下のリンクから投稿を見ることができるはずです。

 

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ゼクショー (@Xexiow57) | Twitter

 

 

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 ※画像は9/26 12時地点のもの※