ゼクショーのアニメブログ

主に深夜アニメ30分枠のレビューをしていきます。毎週金曜日20:30更新!!※2023年4月以降から第2金曜日の20:30に更新予定※

ガールズ&パンツァー 慎ましくも淑やかに、凛々しくも可憐に。いざ、パンツァー・フォー!!!!

前回の記事はこちら↓↓↓

 

 

 

 

xexiow06375.hatenablog.jp

 

 

 

 

 皆さん、こんばんは。はじめましての方は、はじめまして。

 

 

 

 

 現役大学生のゼクショーです。

 

 

 

 

 そういやW杯開幕しましたね。僕自身も普段からサッカーの試合をよく観ますが、水曜に行われたドイツ戦のゴールが鮮明に残ってる。

 

 

 

 

 ドイツ戦の他にも色々観てて、最近は眠気との戦いに身を投じる日々。そんな中で、今週の初めからぼちぼちと観てきた過去アニメをレビューしていきたいと思います。

 

 

 

 

 2012年放送、『ガールズ&パンツァー』です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タイトルロゴとキービジュアル ※『dアニメストア』配信ページより引用※



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~作品概要~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 アクタスがアニメーション制作を手掛けるオリジナルアニメ。監督は『侵略!イカ娘』等でお馴染みの水島努氏。

 

 

 

 

 主人公の西住みほが所属する大先女子学園を主軸として、戦車を用いた武道の一環である戦車道を志す女子達がその試合に臨んでいくストーリーです。

 

 

 

 

 今年で10周年だし同年に放送されていたアニメの中でもかなり経済効果も高い作品です。10年前に被災地となった聖地に数百億の寄付金が集まった程の。ずっと観るタイミングを伺ってては後回しにしてたんだけど、劇場版最終章の新作も発表されたしYouTubeの無料配信も始まったしでこりゃあ観るしかねぇと。

 

 

 

 

 いっやぁ~..........見事にド肝をぬかれました。ここ10年間でオンエアされた美少女ミリタリー作品の中で、一番面白いんじゃないかって思ってます。

 

 

 

 

 

 それでは早速その魅力についてお話していきたいと思います。パンツァー・フォー!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

①制作陣が拘りまくったミリタリー要素

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 まず最初に言っておこう。戦車の知識がなくてもこの作品は非常に楽しめます。プロットの設計や解説も丁寧で話が分からなくてハマり切れないどころか、むしろ自然と入り込んでいけるんですよね。僕もそうだった。

 

 

 

 

 そのうえで、普通では起こり得ないアニメ的なぶっ飛んだ描写も含めていかに熱く、没入感を高めるような魅せ方にできるか............それを尋常じゃないミリタリーオタの制作陣が突き詰めた事こそがこの作品のストロングポイントだと思ってて。

 

 

 

 

 各部活動が融合して成立している大洗の連中が、それぞれのキャラや部活ごとの特徴を生かした連携技で敵の弱点を突いていく戦術も面白いです。第一にキャラクターが結構濃いんでね。

 

 

 

 

 ただやっぱ話が面白い云々言う前に目を見張るものがあるのは、戦車を動かす時のカメラワーク、音響ですよね。

 

 

 

 

 監督の水島努氏のTwitterWikiPediaも見ていくだけでも、そのイカレ具合が分かる。アニメの事も勿論呟くけど、それ以外はどんだけ戦車に乗って動かしてきてんねんってレベルの知見の広さや熱量が伝わってくる。他の主要スタッフさんも勿論。

 

 

 

 

 航空機、戦艦に至るまで徹底的に実物に近いクオリティを追求して作られた音響クオリティは、最近のミリタリーアニメと比べたら尋常じゃない位の聴き応えがあります。他の作品が、発射音や操縦する時の音のバリエーションやパターンが少な過ぎると思っちゃうほどに、カッコ良すぎるんですよね。

 

 

 

 

 砲弾を射出した瞬間の大きい重低音と、それが響いた事で生じる反響音がだんだんとフェードアウトしていく感じも凄くナチュラルな感じで良い。イヤホンやヘッドフォンつけてやるとその素晴らしさをよく感じられるのではないでしょうか。

 

 

 

 

 肝心の戦車のアニメーションは、人間が最低限必要とされる動き以上に細かなものが要求されるのかCGで表現されていた。手描きじゃないけどこれがめちゃくちゃ迫力があって、めちゃくちゃ少年の心を刺激してくるんですよね。

 

 

 

 

 僕も知らないからこそ、「戦車ってすっげえ~~~!」ってより深く感じずにはいられない、純粋なあこがれや興奮の入れ交じった気持ちになる事が出来た。

 

 

 

 

 隊列を乱さずに一体に動いていく戦車隊をダイナミックかつアクロバティックに俯瞰していくカメラワーク、車体同士えぐりあげるようにぶつかり合うアニメーション、切り札の砲弾を射出する動きに強い緊迫感を与える魅せ方。どれをとっても興奮すんじゃねぇよって言うのが無理な位、クオリティの高い魅せ方が多いです。

 

 

 

 

 勿論リアリティ度の高い魅せ方だけじゃなくて、アニメにしか出来ない非現実的な熱い描写もあります。普通の商店街が何の突っ込みなしにフィールドに使われたりだとか、途中から時代劇の殺陣のように、砲先を向き合いながらスムーズな旋回しまくったりして距離を詰めては離していく接戦が繰り広げられる場面は、まさにミリタリー度外視の白熱の展開そのもの。最高過ぎます。

 

 

 

 

 ミリタリーオタじゃない僕でもこんだけハマれる位、ミリタリー要素をカッコ良く魅せる構成が実に巧みです。そうだけども、この作品は"カッコ良い"だけじゃないんですよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

②萌えオタ必見の素晴らしいキャラクター達

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 萌え風のキャラデザやっといて、常に気ぃ張って観なきゃいけない位カッコ良い事ばっかやるアニメやろと思っている萌えオタの皆さん。全然そんなことありません!ペロッと観れる位の丁度良いテンポ感を持たせてくれる、そんな工夫を所々感じさせます。子供も大人も楽しめる『クレヨンしんちゃん』の劇場版にも携われていた、水島氏の力量でもあるんでしょう。

 

 

 

 

 まず第一にキャラクターが良いですね。声優陣もマジで華やかな方々が彩っていて、可愛らしいです。登場初期は気弱で頼りない印象が強かったみほちゃん。たまたま同じ班となった取り巻きも含めて、彼女達の成長も1クール通してしっかり見届けるのも良し。脳筋の生徒会、バレーボール的な思考をもって戦車道に励む面子、戦国オタ。彼らが連動していく模様を微笑ましく観るのも良し。

 

 

 

 

 ライバル校となるキャラクターも非常に個性的。イギリス系の聖グロリアーナ女学院、ロシア系のプラウダ高校等、多種多様な高校やキャラクターがいます。彼らが可憐に、そして凛々しく、時に可愛らしく戦車道を通じて心を高め合っていく描写を観て心を萌え上げていくのも良し。

 

 

 

 

 今持ってる全財産をかけてまで推しキャラ決めるとして、どうしても譲れないキャラがいるとするなら秋山殿こと秋山優花里さんですね。

 

 

 

 

 戦車への愛情が人一倍深い筋金入りの戦車マニア。自分の好みに対してとにかく真っすぐで、べらべらべらべらと次々と持ち前の知識がマシンガンのように飛び出してくる。みほちゃんも戦車の知識の引き出し量が多くて頼りになりますが、彼女も相当の知識量の持ち主で頼りになります。

 

 

 

 

 自分が好きな事に対して真っすぐになる。これってオタクがオタクっぽいことをする時に一番オタクでいられる........要するにオタクになって一番楽しい瞬間って、自分の好きな事を好きなようにプレゼンしまくるって事だと思うんですよね。ブロガーの僕は面白いと思ったアニメの面白い要素を自分なりに分析して、書き記していってそれを誰かとシェアしていく......それも楽しいと思ってますが、やっぱりアニオタがアニメを観る意欲に左右されるのって各々の自分の好みだと思うんですよ。

 

 

 

 

 面白いと思ったアニメを観る直前につまんねえアニメを観ているとふと忘れがちになるんだけど、その初心に改めて還らせてくれるキャラクターというかね。まあそもそもこの作品に嫌いなキャラクターなんていないんですが、特にすこれます。

 

 

 

 

 ドイツ語で言う所の"ランナーズ・ハイ"ならぬ、"パンツァー・ハイ"状態になってしまうあの感じが可愛らしいし、みほちゃん達に出会ってどんどん社交的な表情を出していく所も尊い。あ~~~~~~~~~~、やばい!!!髪ぐしゃぐしゃにしてやりたい位撫でて撫でで愛でて差し上げたいィィィィィィィィィィィィッ!!!!!!!

 

 

 

 

 勿論そのキャラクター達を活かした話も面白かったですよ。数多くのヒット作品を手掛けてきた吉田玲子さんが全編に入られている。何回も言うけど観る時のしんどさだったり中だるみは一切感じてないので、劇場版も近いうちに観ていけたらな~~って思ってます。

 

 

 

 

 ぜひ各々推しキャラを見つけつつ、死ぬほどカッコ良い戦車道で切磋琢磨していく少女たちの躍動を楽しんで頂きたいと思います。