ゼクショーのアニメブログ

主に深夜アニメ30分枠のレビューをしていきます。毎週金曜日20:30更新!!※2023年4月以降から第2金曜日の20:30に更新予定※

咲 -Saki- 阿知賀編 episode of side-A 奈良から全国へ。雀卓の牌と踊る少女達は頂へ___________。

前回の記事はこちら↓↓↓

 

 

xexiow06375.hatenablog.jp

 

 

咲-Saki-』(1期)の記事はこちら↓↓↓

 

 

xexiow06375.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

 

 

 

 皆さん、こんばんは。

 

 

 

 

 現役大学生のゼクショーです。

 

 

 

 

 12月に入ってきて、うちの地域は雪も降り始めてきました。最低気温で氷点下に達する寒さになってきて、通勤通学も大変な今日この頃。

 

 

 

 

 これから追々冬の時期に似合う作品を次々ご紹介する事になるかと。.....まぁ今回に関しては、ほぼ冬要素関係ないんですけどね。

 

 

 

 

 さてさて、今回ご紹介するのは『咲 -Saki- 阿知賀編 episode of side-A』になります。

 

 

 

 

タイトルロゴとキービジュアル ※「dアニメストア」配信ページより引用※

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~作品概要~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 原作は同名タイトルのスピンオフ漫画。2012年放送。アニメーション制作は、1期後半部分から同様に引き続きstudio五組が手掛けます。

 

 

 

 

 麻雀全然分かんねぇ.......1期を見てなくてもこれって楽しめるんかなと。そう思われてる方も少なくないかと思います。

 

 

 

 

 結論から言うと、麻雀を全く知らなくても、なおかつ初見でも全然見れる位面白いです。スピンオフ作品なので、基本的には1期未登場の新キャラを軸に話が進みます。僕だって麻雀やったこともないし、ルールが複雑でようわからんので。

 

 

 

 

 

 時間軸は1期の時と並行してて繋がりがある所も結構あるので、1期の方から先に観て頂いた方がお楽しみ頂けると思います。1期に出てきたキャラもちらっと出てきますし、彼女たち特有の演出が見れたりするので。アニメの公式も2期扱いされている事からも実質的な続編。

 

 

 

 

 1期と同様、麻雀が全国的に浸透した架空の世界。本編主人公の宮永咲擁する清澄高校の面々ではなく、奈良県に所在する阿知賀女子高校の面々がインターハイ全国大会で奮闘していくお話。

 

 

 

 

 なるべくネタバレせずに、その魅力について語っていきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本題

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そもそも、阿知賀の面々非常に萌えます。彼らに命を吹き込んでくれる声優陣も主役級の方揃いで、非常に豪華。

 主人公高鴨穏乃演じる悠木碧さんのアフレコはボーイッシュさが溌剌してるし、新子憧役にして『ゆるキャン△』の志摩りん役でもある東山奈央さんの高音萌えボイスが爆発してるし、松実姉妹のカップリングも尊いし。普段は物静かなも麻雀へはしっかり熱い思いをぶつけてくるし。

 

 

 

 

 敵味方も個性的。似たり寄ったりってキャラは一切いない。誰が一番推せるとか関係なく、誰にも負けて欲しくない気持ちになれる。一瞬しか出てこないキャラでさえも。

 序盤では阿知賀の面々が全国を目指す目的を得るまでの流れが描かれていく。そっからはほぼほぼ麻雀ばっかりしてきます。1期も奈良県インターハイ予選の時から熱かったように、こっからがホンマにやみつきになって止まんない訳よ。

 

 

 

 

 1期を観た時に思った感想をそのまま言いますけど、相変わらず牌を弾く時の演出が凄いカッコ良いんですよね。

 

 

 

 

 様々な役に応じた牌があり、それを神がかり的な確率で繋げて高難度のアガリ形を組み合わせていき、相手よりも多い点数をもぎ取っていく。ご都合主義な能力バトルものだし色々ぶっ飛んでるんだけど、あんな素晴らしい演出立て続けに見せられたら鳥肌止まんない訳。

 

 

 

 

 相手がアガリを阻止する為に取られる牌を華麗にずらしていく細かな指使いは実に優雅だし。高得点のリーチが決まる牌に光や電気を纏わせる特殊演出はめちゃくちゃ痺れるし。牌を都合良く動かす事のできる"特殊能力"を持っている者に関しては、周囲の敵を戦慄させるオーラの出し方がまた印象的。女性雀士同士の対決だけあって、魔法少女ものの激戦の模様を見ているかのようなドキドキ感があります。

 

 

 

 

 僕が印象に残ってんのは色々あるけど......まぁ、そうだな。

 

 

 

 

 雀卓で起こってないシーンなんですけど、1期の主人公こと宮永咲が阿知賀女子の面々と邂逅してからEDに入っていく流れは結構好きですね。『黒子のバスケ』で赤司征十郎がエンペラーアイ使ってる時みたいなアイシャドウを纏わせてね。1期の奈良県予選の団体戦大将戦の咲ちゃん結構華ある打ち方すんな~~って思ってたけど、改めて敵キャラとして見るとおっかねぇキャラやなと。いやぁ.......ちっと怖かったっすねぇ。

 

 

 

 

 そして宮永照さんの人間をやめたような打ち筋は、一番おっかなかったなと。まぁこれは皆さん、本編を観て確かめて頂きましょうか。

 

 

 

 

 それに比べりゃあ阿知賀女子学院も雑魚過ぎて地味で魅力ねぇとか全く思ってないっすよ。清澄の面々と比べると尖った特徴を持っているキャラクターは少ない印象ですが(勿論細かく見ていくと雀士同士の違いはあって本編内で解説済み)、底知れぬ怪物のポテンシャルを感じさせる打ち筋をしてくれるので、清澄とはまた違った意味で応援したくなるかな。

 

 

 

 

 その他も奈良県予選で咲ちゃんと戦ってきた女子高の面々が、阿知賀の面々と麻雀打ってく場面があるんですけど意外と強かったんだな~~って思ってみたり。奈良県の予選が終わって成長したのかどうなのかは分からない。まぁそんでも、1期観てきた人が味わうべきサプライズ的な魅せ方としては十分良かったと思いましたよ。

 

 

 

 

 世界観すらパラレルワールドにしてしまうスピンオフものだと、こんな気分は中々味わえないもんじゃなかろうか。他の作品と大きく異なるストロングポイントを、そして守るべきスタイルをきちんと守っているからこそ、この作品にしか出来ない作品の盛り上がりを作れている。

 

 

 

 

 最近の深夜アニメは、12~13話程の尺で無理やり畳もうとしますけどこの作品は違う。15話のボリュームで巧みにハラハラ感を演出しつつ、丁度良いテンポで話を進んでいて凄い力量だったなと思いましたよ。序盤の仲間が集まる過程をかなり飛ばし気味でやったのも下手に引き伸ばさない魅せ方で悪くなかったと感じたし、全体的に1期と比べると賛否あるっぽいけど、スピンオフとしては十分じゃないすか。

 

 

 

 

 勿論、公式が第2期として位置付けるに相応しい素晴らしい出来。

 

 

 

 

 映像面も格段に進化してます。1期と絵柄が違うのは、原作の作画担当者が描いたキャラデザではなく、原作者がアニメ向けに作ったネームを元に作られたキャラデザだから。

 続編公開が待たれる第3期の『咲-Saki- 全国編』の大きな布石を作った意味でも、満足感を得られました。物語の主軸がまるっと変わったから心配してたけど、しっかり面白かったからまぁ良かったかなと。

 

 

 

 

 特に語る事がないのでこんな短い感じになりましたけど、また近いうちに第3期も見ていこうと思う位には印象深い作品でした。