ゼクショーのアニメブログ

主に深夜アニメ30分枠のレビューをしていきます。毎週金曜日20:30更新!!※2023年4月以降から第2金曜日の20:30に更新予定※

五等分の花嫁 五人五色で弾け合う、恋のシナプス。

前回の記事はこちら ↓ ↓ ↓

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 皆さん、こんばんは。ゼクショーです。

 

 

 

 はじめましての方は、はじめまして。現役大学生をしております。

 

 

 

 天皇誕生日もあった今週、皆さんはどう過ごされたでしょうか。祝日だからと言って関係なく出勤されてる方とかもいらっしゃるかと思います。

 

 

 

 

 僕はね、今月に入ってからずっと春休みなので、日付感覚がかなりバグってます。外食もここんとこ控えるようにしてますが、やはり多少の散歩もしないと体がなまりますので、なんやかんやでお金は使ったりしてます。

 

 

 

 

 今週は、調子に乗ってDAZNの年間プラン登録に、2万円ほど課金しました。僕はサッカー観戦(ゲームの方が好きなタイプですが)が趣味でもあるので、観たい試合があれば、たまに使ったりしてます。

 

 

 

 

 

 

 なんで加入したかというと、今週、DAZNが大幅な料金の値上げをしたからです。

 安価で様々なスポーツ観戦を見ることができるのが、アピールポイントの一つとしてあったDAZN。これには様々な意見がありますが、真相は謎のまま。

 一つのビジネスとして、そのストロングポイントを最初に掲げてある程度ユーザーを集めてから、サービスの会社内の経済の流通の効率、または賃金を上げる為に、月額料金を1000円以上引き上げたと考えるなら、特段悪い試みではないと僕は思ってます。

 

 

 

 

 ただ問題なのはサービスの方で。特にサッカーファンからは、猛反発されたことなんですが。世界最高クラスと言われている欧州のリーグ、それに所属しているチームたちが争う欧州チャンピオンズリーグの放映権、これは以前突如として放棄されましたが、それを回復する見込みもなく。

 

 

 

 

 そしてそのリーグの中でも、現在最もレベルが高いとされるイングランド・プレミアリーグの放映権の契約を更新せず、放棄するという報道が出てくると、コンテンツの価値のあり方として、これはどうなのかと猛反発。

 レベルの高い攻防を見られると思っていた方にとっては、非常に残念なニュースになってました。僕もプレミアリーグは好きな方なので、「DAZNの経営陣、お前ら人間じゃねえ!」と静かなる叫びを上げました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 このままではサッカーブログになってしまうので、さっさと本題に行こうと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 今回は2019年冬クール放送、「五等分の花嫁」を語らせて頂きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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タイトルロゴとキービジュアル ※「dアニメストア」より、引用※



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 原作は「週刊少年マガジン」にて連載されていた、少年漫画になります。

 

 

 

 

 2010年代後半にアニメ化されたラブコメ作品としては、かなり人気の高い部類に入るのではないでしょうか。

 

 

 

 

 それ故に、多くのレビュアーさんが感想を書かれていますし、今更僕が語るの必要もないかと思いますが、3か月後に劇場版を控えているということもありますし、そのおさらいの意味も込めまして、今回は第1期の方を語らせて頂きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

0. あらすじ

 

 

 

 

 貧乏な生活を送る高校2年生・上杉風太郎のもとに、好条件の家庭教師アルバイトの話が舞い込む。ところが教え子はなんと同級生!!しかも五つ子だった!!

 全員美少女、だけど「落第寸前」「勉強嫌い」の問題児!

 最初の課題は姉妹からの信頼を勝ち取ること・・・!?

 毎日がお祭り騒ぎ!中野家の五つ子が贈る、かわいさ500%の五人五色ラブコメ開演!!

 

 

 

 

※アニメ版公式サイト STORY - INTRODUCTION部分より引用※

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1. シナリオ面

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

⓪見るにあたって個人的に着眼すべきと思った点

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 結論から言うと、まあまあ面白かったと思ってますよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 五つ子で、髪型だけ変わってるだけと思わせるぐらい、顔が似たり寄ったりの姉妹たち。内に秘める部分は全く異なるが、共通するのは勉強があまり出来ないということ。一癖も二癖もある彼女たちと、風太郎くんとの恋愛的な絡み合いを見る、そんな印象のアニメです。

 

 

 

 

 全体的な展開としては、彼の家庭教師設定そっちのけでラブコメをしている感じなので、その設定をもっと十二分に生かせや!っていう意見も見受けられますが、このアニメはそんなリアリティを求めてしまうのは野暮だと思ってます。そういう現実主義なところは、どちらかといえばアニメという媒体ではなく、実写恋愛ドラマの空気感作りの部分で映えるだろうから、そこでやってくれや~って感じ。

 

 

 

 

 この作品はどちらかといえば、五つ子ラブコメというありそうでなかった設定にどれだけ可愛さを詰められるか、そのストロングポイントをどう生かしきれるかにかかっていますし、それを見たいので。このありえなさこそ、アニメで映えるもんだと思うしね。

 宇宙からの脱出を一つのテーマとしながらも、最終的にはジャンプ仕込みの人情ドラマ風な展開で面白さを示してきた「彼方のアストラ」に、ミステリーものとしての面白さを大いに求めることと同じくらい論外だと思ってます。

 

 

 

 

 こっからは、五つ子との絡み合いで、どんなところが印象に残ったのかを語っていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風太郎と一花

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 一花は五つ子の長女。物のリアクションが少し大人っぽくて、人としての対応もしっかりしている.....が、部屋散らかっぱなしで私生活はズボラな一面がある。あと先ほどあらすじでも述べましたが、勉強は出来ません。

 

 

 

 

 私生活のズボラさは置いておいて、人となりがしっかりしているように見えるんだけども、小悪魔的な一面を徐々に見せていく過程が凄く良いと思います。他の姉妹たちと比べると、それが際立つ脚本が出てくるのも良い。

 

 

 

 

 内容おさらいの意味も兼ねてますんで少しネタバレさせて頂きますけれども、五つ子たちが生計を立てる為に、内緒で女優さんの仕事を受けている一花。風太郎と関わっていく中で明かすことになるんですが、女優という過酷な仕事を受けながらも、生徒としても、一人の人間としても、特別扱いをせずに応援の意思を見せる風太郎に、心を開くことになります。

 

 

 

 

 風太郎に対する好意が回を増すごとに高まっていって迎えた、林間学校編

 この第1期においてクライマックスとなる展開の部分で、恋愛劇としても新鮮で面白かったとこです。キャンプファイヤーの前で、踊った男女は将来結ばれることになるという噂が立ったことで、誰が踊るのかを三女の三玖と一花が揉めるという場面がある。 その前にある意外な形で二乃が加わるというところで、誰が決まるか分からない状況もまた面白いわけだけど。それが振りとなってくるその後の展開が面白い。

 

 

 

 

 一花と風太郎が色々な道具を運んでいるというシーンで、成績優秀だけど、人付き合いが悪くてデリカシーのない風太郎に、五つ子との接し方についてのアドバイスをしてあげる。そんな中で揉め合いをしていた相手である三玖については言及を控えるような台詞がある。

 三玖に関してはこのあと詳しく触れますが、実は彼女は、風太郎に対する好意は一番早い段階で芽生えています。さっきも揉め合いもそういう恋のライバル意識から来るもの。

 

 

 

 

 

 

 こういう恋愛をしてみて、男には絶対考えられないような、女の子のズル賢さが出ていて良いんですよね。結果的には三玖は「五人は平等だから」という理由で踊るのを諦めた状況の中で、風太郎は二乃との約束を持ちかけられているから断ってしまう訳なんだけども、風太郎が去った後に、一人で黙って泣いてしまうところが「風太郎が鈍感な故に自分の好意が届かないんだ」という感情表現になっていたし、中野一花というキャラクター性を視聴者に魅せてきた今までの展開の振りも効いていたし、中々可愛かったんですよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風太郎とニ乃

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 僕は実はこの5人のヒロインの中で一番嫌いなのは、ニ乃でした。五つ子の次女にあたります。五つ子思いという点で一番繊細な性格をしていて、他の姉妹と衝突することになったとしても、彼女らを守るためならば自分の意見を貫く意思の強さがあります。

 

 

 

 

 

 彼女の風太郎に対する印象は、正直に言って最悪に等しいわけだ。勉強のやる気も起きないのに、別に姉妹の関係者でも何でもない「赤の他人」の家庭教師なんか必要ない。そういう信念のもと、風太郎の家庭教師の活動を阻止しようとする。初対面でもそっけない態度を取られているので、風太郎目線でこの作品を観ている僕としては、ヘイトが溜まってしまった。なんて気の強くて、可愛さの欠片もねえ女なんだと。

 

 

 

 

 勉強をするのに前向きだった四葉を、彼女の性格を利用して上手いこと、バスケ部からの誘いに乗らせて勉強どころの問題じゃなくする。同じく勉強に前向きで、ここは素直に風太郎の授業を受けるべきだと言う三玖。ニ乃はここでも対立関係を起こし、風太郎をとにかく出禁にしようと画策する。まあやってることは最悪ですわ。

 

 

 

 

 

 

 

 ただ彼女、絵に描いたようなツンデレでして、意外なところでデレます。場合によっては、欲情もしたりします。

 

 

 

 

 

 先ほども一花のところで触れた林間学校での振りにもなってくるんですが、風太郎の金髪時代、元ヤンだった頃の時代の彼の写真を見て、こいつタイプかも~~~って目を光らせるんですよ。そいつが彼女にとって鬱陶しい存在である、上杉風太その人なのだと気づかずに。

 

 

 

 

 

 

 

 えええ~~~~、そういうのがタイプなんだという意外性のある展開も、出てくるタイミングも相まってか、ちょっと面白かった。

 

 

 

 

 

 このあと林間学校編にて、このバレてない状況を利用して、風太郎は「金太郎」と名乗って、金髪時代の自分をイメージした変装でニ乃と接する。お互い別のルートを通っていたから、想定外のタイミングで出会っちゃったが、まあ所謂彼なりの「ボケ」をするわけですよね。ニ乃がすぐさま惚れるということをある程度想定したうえで会話する。事実、ニ乃はすぐさま金太郎に惚れてしまいます。

 この欲情する過程がものすごく可愛い、風太郎が「俺は本当は金太郎ちゃうで」と言い出すタイミングを与えず、積極的にアプローチし、自らキャンプファイヤーにお誘いの申し出をしてしまうわけだから。

 あのヘイトしか溜まらん気の強い女が、あんなにメスの顔を晒け出してしまうとね、これがたまらなく可愛く感じるわけですよね。

 

 

 

 

 なんか1年前の冬アニメでやっていたラブコメ作品で、「ホリミヤ」って作品があった。

 何話だったか忘れたけど、メインコンビとなる、堀さん宮村くんの名前呼びの下りを思いだしちゃった。この下りの展開が来る前、サバサバしていて、家庭的でしっかり屋さんのイメージを視聴者に強く与えてきた堀さんが、名前を聞き出すために迷ってたこを宮村くんに伝え、なんとか聞き出したあとで名前を呼ぶところで、照れてしまうシーン。ヘイトは元々溜まるキャラではないが、メスの顔をあまり見せないキャラクターでしたから、それを見てしまうとね~~~、ニヤケが止まらなくなるんですよね。

 

 

 

 

 

 

 真面目に感想を書きたいので、普段アニメのテンションには左右されないように心がけているんですが、ああいうことをされると、ほんとオタクのキモイところが出てて申し訳ないんだけど、一言で表すなら「てぇてぇ」、「尊さ」を感じざるを得ないんですわ。さすがにやられちゃいましたね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 あとはそうだね、花火大会のシーンで、人込みで離ればなれになってしまった五つ子を探すために、ニ乃を見つけだした風太郎のシャツの袖を摘まみながら、照れるシーンとかも可愛かったと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 印象に残ってんのは、それくらいかな。続いては、三玖と風太郎との絡み合いについて語っていきましょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風太郎と三玖

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 三玖は中野家の三女です。口数が少なく、自己主張は控えめな性格。陰キャオタの我々が好きなタイプの女の子の一人です。マガジンの人気投票でも2位に圧倒的な票差をつけて1位を取ったことのある人気っぷり。

 

 

 

 

 

 アンチの皆さんからは、「どうせ負けヒロイン」「かませ犬」呼ばわりされているのをたまに見ますが、そんな心無い言葉を言わないで頂きたい。素晴らしいキャラクターだと思いますよ。

 

 

 

 

 

 まず設定が良い。そのクールな雰囲気からは考えられない歴史好きな一面を持っている。いつだったか流行語にもなってましたけど、所謂「歴女」ってやつっす。この性格と趣味のギャップ具合が面白い。

 

 

 

 

 

 

 特に戦国武将が好きで、そのゲームにハマっていた訳だけども、恥ずかしくて中々言い出せないんだという描写一つでキャラクターとしての色がどのようなものなのかを、綺麗な形でストーリーに溶け込ませて、完成させているところも良い。このあと、風太郎と急接近するところがシナリオ的にも僕は面白かったと思いました。

 

 

 

 

 

 

 三玖が歴史クイズを出して、風太郎がそれに全部答える。学校のテストで出そうだなという知識は持ち合わせているつもりだ。「お前、やるな」って三玖は少し思う。

 

 

 

 

 

 場面は変わって、三玖が愛用している抹茶ソーダを買う下り。「鼻水は入ってない」という逸話が、歴史の登場人物のストーリーになぞらえたものだったことを風太郎は答えられず、「大した事ないじゃん」みたいなことを言われて彼女は帰ってしまう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 家庭教師としてのプライドが許せなかった風太郎は、図書室で、委員の人がひいてしまうほど、歴史の本を大量に借りて猛勉強する。その後、三玖に歴史クイズの再戦を申し込む下りになる。この終わった後の三玖がエロかったのはあとで触れるとしまして、風太郎は難なく全部答えることに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 この三玖の最初のキャラ描写を振りとして、その解答となったシナリオも良かった。歴史ものが好きなんだけども、それを恥ずかしいから姉妹には言い出せないでいるという三玖に、「それはは恥ずかしいことじゃない」と風太郎が言ってあげるところも、ちょっとカッコ良かったし、これを第2話という早い段階でやったことがラブコメとして凄く良かったなと思いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 他にも林間学校でのキャンプファイヤー誰が踊るのかの下りで、本当は踊りたいけど上手く感情表現できないところだとか、花火大会の終わりの場面で、お互い風太郎を意識し始めているところを、同じ花火を選んでしまうという展開と演出で示しているところも、個人的には良かったと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風太郎と四葉・五月

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 この2人に関しては、恋愛戦においてあまり大きく目立ったというシーンや、キャラクターについて深く掘り下げられた回が少なかったので、1つのトピックとしてまとめさせて頂きました。

 

 

 

 

 

 まずは四葉について語りましょう。四女です。

 

 

 

 

 お前、Fate衛宮士郎が心ん中に入ってるんかっていうくらいのお人よしで、人から頼まれたことを断り切れない性格の持ち主。他の姉妹の例にもれず、勉強はできませんが運動神経も高いので、体育系の大学に進学しても、活躍できるんじゃないかって思ってますね。

 

 

 

 

 勉強に対しても人一倍やる気を見せていて、一花と同様に風太郎には友好的に接している人物。そんな性格ながらも行動が色々と空回りしていることがあるので、明るさが取り柄のお人よし脳筋バカのイメージが視聴者の間でついてしまっている。

 繰り返しになって申し訳ないが、個人を掘り下げた描写が少ないので良かったところは一概には挙げづらいキャラクターなんですが、たまに明るさの中に見える弱い部分の描写があるのはヒロインの見せ方としては良かったと思ってますね。

 

 

 

 

 

 

 林間学校編の終わり辺りだったかな。一花と風太郎が二人きりになった倉庫内の下り後、妹のらいはが風邪をひいて、それが風太郎にもうつってしまったという場面がある。五月が一人でいなくなって、彼女を探している途中で熱を出してしまい、風太郎を宿舎の医務室まで連れていくことになる。四葉はそれを見ていないので、彼の体調が悪いことを知らない。

 

 

 

 

 風太郎の荷物を取りに行くカットに変わり、風太郎が五つ子に対しての感謝をメモとして残してあったものが置いてあり、それを見て具合が悪いのを知らずに連れまわしてしまったことを後悔しているところは良かったと思ってますね。

 

 

 

 

 

 

 続いて、五月について少し語っていきます。五つ子の末っ子、生真面目だけど容量が悪いため、テストの成績はあまり高くありません。

 

 

 

 

 

 五月の少し憎いところであり、末っ子らしいな~~って思う所は、悪いことを根に持ったり、意地っ張りな部分があるところですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 二乃と同様に、彼女の風太郎に対する印象は別の意味で最悪に等しい。ニ乃と違って視聴者からのヘイトがあまり溜まらないのは、険悪な関係を築くことになったのが一方的に風太郎のデリカシーのない発言によるものだから。

 「勉強を教えて欲しい」と頼み素直にしたがえば良いものを、頑なに他人と関わろうとせず、謎にプライドの高い性格の風太郎ですから、五月のことを小馬鹿にして断っている。それはさすがに擁護できないと思います。

 

 

 

 

 

 生真面目なイメージの強い五月ですが、五つ子の末っ子らしい部分が出たのは、林間学校の部分ですね。

 

 

 

 

 

 風太郎に家庭教師として、一人の男として信頼を寄せる一花に「あんな男のどこが良いのか」と言ったり、風邪をひいてしまった寝込む一花の気も知らないで、変装してまで、彼の家庭教師としてふさわしいものかどうかを確かめようとするところだったりとか。そこんとこは面白かったと思います。

 僕の中では彼女が推しキャラなので、食いしん坊だったりするところとか可愛いし好きだけど、評価にはあまり反映してません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

⑤五つ子設定を生かした斬新なオチ(ネタバレ注意)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 オチもアニメの試みとしては斬新なもので面白かったですね。

 

 

 

 

 風太郎の妹のらいはがJKくらいの年になり、時系列が一気に進み、風太郎が2000日後に結婚することになる花嫁が映し出されるところで終わりました。

 

 

 

 

 その花嫁の髪色や髪型が今の五つ子の誰かになるということは予想がつきますが、誰がなっていても成立するというラストが、結婚ENDでは一夫一妻制が当たり前になっている昨今のラブコメものが多い中で、新しかったですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2. 演出面

 

 

 

 

 

 

 

 

 作画は所々最悪でした。

 キャラデザも可愛くなくはないんだけど、色彩がどろっどろなんですよね。建物の描写もよくある幼児向けアニメみたいに、描き込み量はあまり多いとは感じず、印象深いものではなかった。実際にその景色に入って街を歩きたいな~~~とはなりませんね。予算があまりかけられていないのなら、仕方がないといえば仕方がないのかもしれませんが。

 

 

 

 

 キャラクターの表情の描き方なんかも、あまりエロさや可愛さを感じない。 

 

 

 

 

 作中でたまに見せる、三玖がぷくんとしている表情だとか、テンプレツンデレキャラの二乃のツンの表情だとか、他にも挙げればキリがないですけど、もうちょっと可愛くできたんじゃないかな~~って思いますね。

 

 

 

 

 あとはそうだな~~~、カットごとのカメラの向き、遠近感に対応させたキャラクターの頭身の描き方って言うべきでしょうか。顔どころが、体の部分まで安定していなかったですね。特に前半。

 

 

 

 ニ乃が突然ウエストが爆発して頭身が上がっていたり、風呂上がりを髪を乾かしているところをたまたま風太郎に見られるというシーンで、彼女の持っていたタオルの色が何の前触れもなく突然変わったりだとか、引きの絵で三玖が自分の席に座っている場面で、なんか書き物をしているはずなのに手が描かれていなかったりだとか、「神作画」と呼ばれる作品が増え始めた昨今で、このようなアニメーションを披露されてしまうと、素人目で見てもレベルが低いものだと酷評せざるを得ません。

 

 

 

 

 

 

 

 ただ全話通して演出面が悪かったかというと、そうではなくて。

 

 

 

 キャラクターの作画が安定しないながらも、頑張れるところは頑張っていて、第2話の三玖ファンを大量発生させたあの回で、三玖が暑いからってタイツを脱いで絶対領域を見せるシーンはなかなかエロかったと思います。

 

 

 

 

 あとはそうだな~~~、確か、10話辺りだったかな?

 紙芝居調の演出が特徴的な「化物語」などを手掛けたアニメ制作会社、「シャフト」が監修に入った後半の回は良かったと思いました。目の向き、体の向き、カットごとのキャラクターのポジション取りはかなり修正されていました。

 風太郎と一花が倉庫の中で二人きりになっているシーンで、心の焦りを「2匹の水槽魚」の動きになぞらえて表現する演出が入ったりだとか、お洒落度が良い具合に増してて良かったです。

 

 

 

 カナダの先住民イヌイットがよく作ってるイグルーみたいなものがある場所で、三玖と風太郎が二人きりになっているシーンの、三玖が不意な笑顔を見せるときの作画が綺麗になっていたのも少し驚きましたね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3. 音楽面

 

 

 

 

 OPは「五等分の気持ち」。歌詞的にも、家庭教師としての人物像だけでなく、一人の男として意識し始めたばかりの五つ子の様子を歌われていましたね。四葉と五月の部分は好意表現としては薄かった印象ですけど、そこは今回の第1期におけるキャラのなぞり方に沿っている感じはありましたね。

 

 

 

 

 ボーカルは三玖の声優の伊藤美来さんの声が少し聞き取りづらかったのはちと頂けなかったなと思います。キャラクターとしての控えめな感じを出すとしても、もう少し声量出しても良かったんじゃないかと。

 

 

 

 

 EDは「Sign」。絵柄は本編以上に、原作者の春馬ねぎ先生のキャラデザのタッチに寄せていて、本編でもそれをやってくれよと心から思いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~最後に~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 皆さん、最後まで読んで頂きありがとうございます。

 

 

 

 何気に結構人気のあった1期を語る機会がなかったので、劇場版を3か月後に控えたこのタイミングで、2期とも合わせて観て頂きたいということもありますので、語らせて頂きました。

 

 

 

 要望がありましたら、第2期に関するレビューも検討させて頂きます。

 

 

 

 

 次回の更新も、今回と同じ、来週金曜日の20時半になります。レビューする作品はまだ決めていませんが、実は僕の誕生日が近づいてきているので、個人的にお気に入りとしている作品の一つをピックアップしようと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

 あとはそうですね、このブログでまだ語っていないというタイトルについても、こちらのアカウントで語っておりますので、ご興味のある方いましたら、覗いてみて下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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