ゼクショーのアニメブログ

主に30分枠アニメのレビューをしていきます。毎週金曜日の20:30更新(諸事情による休載あり)

遊☆戯☆王 デュエルモンスターズ 決闘者の王国篇(1~42話) 総評

前回の記事はこちら↓↓↓

 

 

xexiow06375.hatenablog.jp

 

 

 

 

 皆さん、こんばんは。はじめましての方は、はじめまして。

 

 

 

 

 現役大学生のゼクショーです。

 

 

 

 

 今週の気温は、先週と比べると少し涼しくなってきたように感じます。暦の上だと夏は終わって、もう秋くらいになるのかな。

 

 

 

 

 先週まで夏要素を感じられるアニメを中心にレビューしてきましたが、この記事からは再び通常通り、新旧問わず僕がその時の気分で観てきたアニメを中心にレビューしていこうと思います。

 

 

 

 

 今回は昨年にレビューした『BLEACH』以来となる、ジャンプ枠のご紹介。『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』を語っていこうと思います。 

 

 

 

 

タイトルロゴとキービジュアル ※「dアニメストア」配信ページより引用※



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~作品概要~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 2000年放送。原作は1996年から2004年までに連載されたコミックが原作。全224話。媒体によって配信されている話数が異なっており、全話の配信はdアニメストアU-NEXTのみです。東映アニメーション制作の第1作に続く第2作となりますが、設定や世界観がかなり異なっているので、こちらから観て頂いても全然OKという作品になります。ルールを全く知らなくても全然楽しめると思います。

 

 

 

 

 あらすじ部分を簡単にお話ししますと。

 

 

 

 

 天才的デュエリスト武藤遊戯は、祖父が持っていたレアカードを奪い取った海馬瀬人に対してカードゲーム、デュエルモンスターズを用いたデュエルを申し込む。

 彼に勝利してしばらく経った後、デュエルモンスターズの開発者のペガサスから遊戯宛ての一通のビデオレターが届く。なんとそこでデュエルを申し込まれるが、遊戯は敗北。彼の陰謀によって遊戯の祖父の魂は謎のカードに封じ込まれてしまう。祖父を救うための条件として提示された、彼が主催するデュエル大会決闘者の王国<<デュエリストキングダム>>へ参加して優勝することを決意した。親友の城之内克也もまたある悲願の為にそこに臨むのであった。そんな遊戯たちを見過ごせないとついてきてしまった親友たちと共に会場に乗り込んでいく______________というものです。

 

 

 

 

 今年の7月に原作者の高橋和希先生がお亡くなりになられたということで、このタイミングで無性に観たくなったので、一応観てきました。面白かったです。

 かなり本編が長いので、今回は1つの区切りとして物語の序章となる「決闘者の王国編」を語っていこうかなと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本題

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 デュエルでは相手同士ライフポイント(通称LP)と呼ばれるものが設定されており、先に0にした方が勝者となる。使用するカードには様々な属性や効果があらかじめ決められており、組んだデッキの中から手札とするカードを決められた枚数分まで出し、指定のフィールド上に召喚することが可能。攻撃を担当するモンスターカードや、フィールド上の効果を変える罠<<トラップ>>カードを上手く駆使して相手のLPを削っていく。

 

 

 

 

 覚え書きですが、基本ルールはこんな感じ。細かな補足はその都度本編中に説明されてます。このルールを用いたお堅い頭脳戦を想像される方もいるかもしれませんが、そんな身構えなくても大丈夫です。

 

 

 

 

 まあ全体的な印象としては、とにかくツッコミ所ばかりでガバガバです。

 遊戯が海のフィールドを得意とする敵と対峙してる時に、相手のモンスターじゃなくて塩の濃度が多く含まれている月を自陣のモンスターに攻撃させて無理やり海の水位を下げて、フィールドの地形を自分の有利な状況にしたりとか。デュエリストである以前にプログラマーである海馬瀬人のハッキングの下りとかね。

ぶっ飛んだ展開をウリにしてるアニメでもやるべき展開とそうでない展開の線引きは個人的にはしてるつもりですが、この作品の場合はしっかりと作品としての強い熱量や内容のボリューム感をしっかりと感じる。笑えるっちゃあ笑えるけどね。

 

 

 

 

 ツッコミをさせないほどの勢いとノリの良い展開が、それを上回る程の熱さを与えてくれるから。年齢を重ねるごとに不条理すぎる現実を知って日々すさんでいく"少年の心"を奮え立たせてくれるような"努力"、"友情"、"勝利"を謳う物語が、様々な形でデュエルに命を懸けてる魅力的なキャラクターが存在するから。もう最高。

 

 

 

 

 遊戯が、普段の表人格とデュエルをする時に浮き出てくる裏の人格のギャップは面白いし、その共存に葛藤しながらデュエルを通じて模索していく流れとか。実にジャンプラらしい味を感じられる。アイデアも実に大胆不敵。好戦的に立ち回って悪人を問い詰めて、時には強気に煽ったりする裏人格の遊戯カッコ良いです。

 

 

 

 

 城之内克也が個人的には好きですかね。すぐに敵の挑発に乗ったりする典型的なおバカで、デュエルでも細かいルールを把握できかったりする節があるからあまり賢く立ち回れないんですよね。不良キャラ故の悪知恵利かせのギャンブル戦法を全力で使う所は、土壇場の運にすがる勇敢さを感じますし展開に緊張感が生まれて面白い。

 

 

 

 

 海馬瀬人もこの作品のシンボル的キャラの1人でもあって別に悪い印象は受けてない。プライドが高い性格故の言葉の裏に隠された心の弱みがしっかり描かれるし、そんな中迎える遊戯とのバトルシーンは『ポケットモンスター』でサトシがライバルキャラと戦っている場面のような、熱い夕方アニメのような安心感がある。

 そしてヒロインの杏子ちゃん可愛い。変に気が強くて必要以上に男に対して疑心暗鬼になってしまう所とか、時には遊戯達に相談もせずにわがままな行動をしてしまう所とかは女子っぽいな~って思いますし。ショトカなのもサバサバ感あって大変良き。

 

 

 

 

 そしてやはり最高なのは、本編中の大部分を占めるデュエルパート。Aパート中にメインストーリーを進めといて、Bパートに突入する頃には何かしらの形でデュエルやってるのが大半の構成。

 多種多様なフィールドと、遊戯たちと対峙する事になるデュエリストたちの繰り出すモンスターには非常にバリエーションがあり、どんでん返しの多いデュエル展開に厚みをもたらしている。

 

 

 

 

 どこまで原作通りなのかは分かりませんが、中でもモンスターのバリエーションの広さには圧倒されました。嗚呼、これが売れた要因なんだなと合点がいきました。

 絵を描く仕事をプロとしてやられてる方々の絵柄というのは、必ず何かしらの癖があってデザインが偏ったりしがちですが、そのどれもがしっかりと描き分けられていますし、凄く印象に残りやすいフォルムをしている。

 

 

 

 

 『バトルスピリッツ』や『デュエルマスターズ』といったカードバトル作品を小学生の時に観てた世代としては、ドラゴン系やロボット系が多くて、バリエーションが偏っていた気がするんですよね。それが好きな子供たちばかりに明らかに媚びてるようなイメージがあって。年が経って最新シリーズまで観れなかったのは、そういう所に飽きていたってのもあるかもしれない。

 

 

 

 

 メーカーによって多少の差異はあれど背面や表面にも両方同じ絵を描くことで、あらかじめ決められている効果以外の個性や魅力を出せないトランプカードとは違って、戦略の幅が広いのだからそういったデザイン性を高める工夫ができるのでは。僕はそれをウリにできると思うし、それを突き詰めてカード効果の強さに止まらない魅力を出したのがこの作品だと思ってます。

 

 

 

 

 全体的にポップなデザインが多いですが、海馬瀬人が愛用するブルーライトホワイトドラゴン等のドラゴン系は奥深さがあります。エグゾディアみたいなゴーレム系や、ホーリーエルフ、ミノタウロスといった神話に出てくるモンスターにも幅広さがあります。トゥーンワールドのような海外アニメ調のものや、モグボーみたいな可愛い小動物のモンスターまで特徴的なデザインばかり。 

 

 

 

 

 まあ強いて短所を上げるとしますと.....

 

 

 

 

 キャラの台詞がホンマにストレートで解説口調になっている所も少なくないし、前回までの振り返りパートがいちいち挿入されんのはこの時期のアニメの仕様なのかなと思います。子供向けアニメの側面があるから、まあしゃあない。

 また遊戯の仲間たちに関して掘り下げられた原作シナリオの大部分がカットされているらしく、序盤の海馬とのデュエルまでの流れが割とぶつ切り感があるのは気になりましたね。その都度回想が入ってきたりしますが。

 1つ1つのデュエル展開が長く見応えはあるのですが、話数が多いこともあって本筋のストーリーが進むのが遅かったりします。

 

 

 

 

 あと、当時ジャニーズJr.だった遊戯役の風間俊介さんのアフレコの棒読み具合も酷かったですね。

 まあ終盤になる頃には多少良くなりますので、回を増すごとに彼のアフレコの成長を楽しむという意味でも楽しいかもしれません。