空色ユーティリティ アマチュアゴルファー女子を眺める15分間。

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　皆さん、こんばんは。

　はじめましての方は、はじめまして。ゼクショーです。

　私は現役大学生。今週は後期のテスト週間でして、後期の授業はすべて終わり、なんか新しいバイトでもしてみようかなと悩んでいるところです。

　やれることは全てやりつくしました。単位漏れがないと良いな。

　今回は僕がテスト勉強の休憩の合間に軽～く観た、あるアニメをレビューしようと思います。

　去年の大晦日にテレビ放送された、「空色ユーティリティ」です。

　TOKYO MXでは去年の大晦日に放送されていますが、配信があることを最近知ったので、今週中に観てきました。時期的にも秋アニメのほとんどが終わっている頃ですし、扱い的には今年の冬アニメで良いと思ってます。

　全１話、15分枠のアニメですね。制作会社はYoaster Picturesで、そちらのYouTubeチャンネルで観ることが出来ます。

　テレビ版は30分枠放送だったらしいのですが、「やくならマグカップも」のように、後半はキャストの皆さんにそのアニメのテーマになっている事柄について触れるコーナーが放送されたようです。

　こちらもYouTubeにありますが今回はそれに触れず、本編映像を見て感じたことを語っていこうかなと思います。本編が短いということもあるんで、感想自体は短めかも。

１.　シナリオ面

　簡単に言えば、この作品はJK３人組がゴルフをするという内容。ゴルフがあまり得意でない主人公と、ゴルフ経験者の二人がゴルフをしている模様を描きます。

　展開はよくも悪くもベタベタで、ストレートだったかなと思います。取っ掛かりも、打ちっぱなしでゴルフをしている女性を見かけたことをきっかけで先輩たちにゴルフを教わりながら、楽しんでいくというもので、非常に大味です。

　僕は、スポーツアニメをしっかりやるのであれば、「キャラクターの、スポーツとの向き合い方」をどう掘り下げていくのか、どう面白く魅せられるかを求めてしまいます。

　そういう観点では、本作はあまり熱いものではなかった。先輩二人のゴルフ解説、手本となってパーを目指すシーンも非常に淡々とした魅せ方ですし、話の半分を主人公がバットのスイングで空ぶってしまうシーンと、写メを撮った時に主人公がロボット顔になるというギャグと、それを振りにしたギャグで半分占める構成では、残念ながら視聴者が「ゴルフやりてえ」と唸らせるような、「ゴルフの楽しさ」の魅せ方は見られなかったと思います。

　趣味系日常アニメであれば、その趣味についてキャラクターたちが純粋に楽しんでいると分かる描写ばかり見せるのではなくて、その趣味についての熱量を視聴者の情に訴えかけるような、「我々の趣味である〇〇の楽しさを知って欲しい」制作陣自身の熱意を作品の面白さに反映させるべきではなかろうかと。

　例えば、「ゆるキャン△」であれば、リンちゃんや野クルの面子が純粋にキャンプを楽しんでいる様子だけではなく、キャンプをするうえでの楽しさという観点で、視聴者にも分かりやすく伝えることのできるアピールポイントが随所に盛り込まれている。それは、劇中に出てくるキャンプ地周辺の情報を目に焼き付けるべく綿密なロケハンを重ねているという制作陣の多大な熱量があってこそだと思います。調べれば調べる程、キャンプを楽しみたくなるという一部の視聴者の同調圧力がそこで生まれ、キャンパー増加につなげている。

　この作品はその観点では本分を全うしているとは思えなかったですし、「ゴルフやりてえ」と、視聴者に言わせるためには、少し描写不足だった感は否めないですね。

　全体的に大味な作品だし、飛び抜けて良かったところはないんですが、ほんのちょこ～～～～っとだけ良いと思った所はあります。

　それは作中で一番年下にあたる主人公が、本編中一度も、他二人に対して「先輩」と呼ばないっていうところですね。

　シナリオ的なスポーツ描写についてはちと不満な僕ですが、制作陣の意図としては恐らくこの作品の主題は、楽しくゴルフをやるJKの様子を見て、我々が楽しむということかと。それを象徴する良い部分かと思います。

　自分よりキャリアが長い人を〇〇先輩～って言って、その一方がフランクに接する。これって物凄く堅苦しいし、「ゴルフを通してスポーツを楽しくやる」というこの作品の作風において、人物同士の距離感としてフェアではないですよね。

　スポーツという場は年齢的な上下関係なんてなくて、もっとオープンなものであると思いますし、この作品は、その隔たりを年下側が年上の事を「〇〇先輩」ではなく、「〇〇さん」と呼ぶことによってなくしており、ゴルフを愛好する同志関係としての魅せ方にきちんとなっている。

　オチの魅せ方も、「ゴルフの楽しみ」を分かち合うということを強調するものになっている。その繋げ方も含めて大味だけど、まあ～～～、悪くはないんじゃないすか？

２.　演出面

　この作品はせっかくJKを登場させているわけですから、我々が演出的に楽しみたいのはそのフェチズム部分ですよね。先ほどゴルフの楽しさを、キャラクターの、スポーツとの向き合い方の部分で描けていないと話しましたが、むしろこちらの方に力入れたんじゃないでしょうか。

　「ゴルフを楽しむ女の子」を眺めて楽しむアニメなのだから、身の回りで振りまかれる、そこはかとないエロスは切っても切り離せないものなんじゃないかしら。

　だってわたくし、男の子だもの。本能が呼んでいるのよ。

　クラブを持つ時の導線を見ながらしゃがむ時の脚のふくらはぎ、太もも、そしてウエストの長さの黄金比。うん。悪くはないけど、もうちっと艶の部分を強調して描く魅せ方だと、エロスがもっと強調されるんじゃないかしら。

　スイングするときの服の皺の数。皺がなくて、綺麗な状態なものって清潔感を気にする日本人にとっては、それが一番印象が良いみたいなイメージを持たれている方は非常に多いと思うのだけれど、性に迷える子羊の雄どもならこのこと、お分かりかしら？

　なんかの節で欲情深くなると、それをストレスに感じてしまうときってあるじゃない？綺麗なものよりも、汚れたものを見ることに快感を覚えるってことが、ね。シミがついたパンティーとかもそうなのだけど、皺が多い衣服ってわたくし、意外とエロスを感じるものだと思うのよ。

　爽やかな雰囲気の作風にこんなこと言うのもおこがましいと思うのだけれど、視聴者に「あざとい」と言われてでも良いから、もうちょっと皺の数を増やしてあげると、えちえち度が上がるのではなくって？

　ゴルフウェアに隠された胸のふくらみの部分。あまりカットの時間としては長くはなかったけれど１つの演出としてはあったと思うわ。本編の作画のお洒落度にステータスを振ってしまって、少し地味な印象を受けたから、これももう少し強調しても良かったのではないのかしら。

　某月曜日のた〇わ並みに揺らすなとまでは言わないから、激しい運動で下着が汗で透けて見えたりだとかのサービスショットもさりげない感じで入れてあげると、もっと良かったと思うわよ。

～最後に～

　いかがでしたでしょうか。

　今回は去年の大みそかに放送された、「空色ユーティリティ」のレビューでした。全１話で１５分。非常に手軽で見やすいものになっています。

　もし気になった方は、電車の待ち時間など、細かい空き時間ができたタイミングで見られるのも良いのではないでしょうか。

　この下に一応、本編映像を載せておきますね。

　次回の更新も今日と同じ、金曜日の20時半を予定しています。バイトなどで忙しくなるかもしれませんが、投稿ペースはなるべく下げないように頑張ろうと思います。

　また、下記のアカウントにて、このブログで語っていない作品について語っています。もし興味がありましたら、覗いて頂いても構いません。

　それでは、また次回の記事で会いましょう。